麦わら一味の美少女天使４ (ページ16)

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その夜

Aは船番をしているルフィの元へ

『ルフィ』

ルフィ「おっ！Aか！どうした！」
ちょこん、とルフィの隣に三角座りするA

ルフィ「これサンジに貰ったんだ！、、食うか？」
少し名残惜しそうに夜食を渡してくれるルフィ

『ふふ、んーんそれはルフィの分でしょ、いいよ、ありがとう』

ルフィ「そうか！」

『、、、ルフィ』

ルフィ「ん？」

『今日はありがとう』

ルフィ「お？なんだなんかしたっけ」
夜食をもぐもぐ食べながら首を傾げるルフィ

『ルフィがお前の過去なんてどうでもいいって言ってくれて嬉しかったの』

『私、過去は忘れたらダメだって思ってたんだけど、それ聞いて忘れてもいいんだって思えたの』

『初めて私、過去をどうでもいいって思えた』

『だから、ありがとう！』

ルフィ「おれは思った事を言っただけだ！にっしっし」

『私ね、お母様が死んじゃったり、働かされたり、辛い事ばっかりだったけどね』

『あの時、こんな事おかしいって声を出して、後悔はしてないの』

『自分が正しいって思う行動をできて、自分で自分を誇りに思ってる』

『、、、、変かな』

ルフィ「変じゃねーぞ！すげえ事だ！」

『、、、、』
何も喋らなかったが凄く笑顔になっているAを見て、喜んでいる事が分かる

『あの時、ルフィが仲間になれって言ってくれて良かった』

ルフィ「おれもAが仲間になって良かったーー！！」

『ふふふ、これからもよろしく、船長』

ルフィ「おう！」