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次の日。
さっそく売店で履歴書を持ってきて、書き始める。
あて先は、
もちろん流星さんが指差したホテルと、
少し興味がわいた広告代理店。
でも、名前を書いて気づいた。
...わたし住所分からないじゃん。
通っていた学校も。
それに、証明写真もない。
これじゃ履歴書なんてかけない。
中間先生を捕まえて尋ねてみた。
「あの、履歴書書くんですけど、」
「わたしの住所とか学校って...」
「あーそっか、忘れとった」
「じゃああとでプリントして渡すわ」
「わたし、退院したら元の家に住んでもいいんですか？」
「Aがよければな」
わたしが良ければ、ってどういうことだろう。
またわたしの記憶のどこかが刺激されて、
発作を起こすかもしれないから、かな。
中間先生から紙をもらうまで履歴書はかけないので、
久しぶりに外に出て歩いてみることにした。
ロビーへと降りていくと、
ちょうど歩いてくる見慣れたふわふわの黒髪。
「流星さん、」
「んあっ、A？」
「んあってなんですか...」
「びっくりしたんやもん」
「外、行くんですか？」
「おん。Aも？やったら一緒行こうや」
連れ立って歩き出す。
病院の入り口を出ると吹き付けてくる冷たい風。
マフラーに顎まで埋める。
流星さんも手袋をはめていて、
使ってくれてるんだ、お揃いだ、
うれしくなる。
「どこ行く？」
「流星さん決めてたんじゃないんですか？」
「ううん、ぜんぜん」
「適当に散歩行こうと思って出てきたから」
.
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定世(プロフ) - まあこ。さん» いやいや、お話があるから楽しく生きれますね… はい！ありがとうございます！ (2016年12月27日 9時) (
レス) id: 0b58e8d564 (このIDを非表示/違反報告)
定世(プロフ) - まあこ。さん» そうなんですね！ よかったです！まあこ。さんのお話すきなので、見られなくなるのは寂しくなるので！ありがとうございます。がんばってください！ (2016年12月26日 17時) (レス) id: b5f9be7614 (このIDを非表示/違反報告)
定世(プロフ) - 突然すいません（汗） 淳太さんメインのお話をパスワード付きにしていますよね？この作品もされますか？ (2016年12月26日 0時) (レス) id: 0b58e8d564 (このIDを非表示/違反報告)
萌衣(めい) - まあこ。さん» これからも友達としてよろしくね。小説もたまに更新してるよ！来てね。 (2016年11月23日 15時) (レス) id: 6ea1bb245f (このIDを非表示/違反報告)
萌衣(めい) - まあこ。さん» 良いんだよ！これからは、気をつけるから！ (2016年11月18日 17時) (レス) id: c1b374dcc8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ましろ
| 作成日時：2016年10月21日 18時
