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#36 ページ36

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いよいよ、プレゼント交換。






進行役の看護師さんの掛け声で、いっせいにみんなが交換し出す。






















「流星さん、これ」


「ありがと、こんどほんとに何か返すから」


「開けてもええ?」


「あ、だだだだめです!」


「なんでー」

























頰をぷっくり膨らます流星さんはかわいいけど、






だめなものはだめだ。

























普段の感謝を込めたメッセージカード入れたから、






それを目の前で読まれるっていうのは恥ずかしい。































「1人になってから、じっくり見てください」


「ええー」


「そんなに言うならあげませんよ」


「そんなこと言うてええん?」


「だめ、ですけど...」


「冗談じょーだん。部屋帰ってから見る」


「楽しみは後のがええって言うしな」




































わきにプレゼントを置いた流星さんに一安心。






プレゼント交換が終わると、クリスマスパーティーもお開きとなった。






流星さんとも、部屋の前で別れる。





























「プレゼント、帰って見るな」


「楽しみにしててください」


「感想言うから」


「はい」


「おやすみ」


































いつもならおやすみなさい、って返すのに。






今日はなぜだか、すんなり言葉が出てこない。































なんとなく言葉につまってると、流星さんが一歩近づいた。







前髪がさらっと上げられて、柔らかい感触。



























「おやすみ」


「お、おやすみ、なさい...」


































いきなりすぎる行動にびっくりしすぎて何も言えない。























今のはきっと、一瞬の夢だったんだろう。







そう思うことにしても、







なかなか寝付けない聖夜になりそうだった。













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定世(プロフ) - まあこ。さん» いやいや、お話があるから楽しく生きれますね… はい!ありがとうございます! (2016年12月27日 9時) (レス) id: 0b58e8d564 (このIDを非表示/違反報告)
定世(プロフ) - まあこ。さん» そうなんですね! よかったです!まあこ。さんのお話すきなので、見られなくなるのは寂しくなるので!ありがとうございます。がんばってください! (2016年12月26日 17時) (レス) id: b5f9be7614 (このIDを非表示/違反報告)
定世(プロフ) - 突然すいません(汗) 淳太さんメインのお話をパスワード付きにしていますよね?この作品もされますか? (2016年12月26日 0時) (レス) id: 0b58e8d564 (このIDを非表示/違反報告)
萌衣(めい) - まあこ。さん» これからも友達としてよろしくね。小説もたまに更新してるよ!来てね。 (2016年11月23日 15時) (レス) id: 6ea1bb245f (このIDを非表示/違反報告)
萌衣(めい) - まあこ。さん» 良いんだよ!これからは、気をつけるから! (2016年11月18日 17時) (レス) id: c1b374dcc8 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ましろ | 作成日時:2016年10月21日 18時

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