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「プレゼントなんかより、流星さんの体のが大事です」
「無事に帰って来れて、良かったです」
少しずつ、流星さんに近づく。
そっと、ふわふわの黒髪に手を伸ばした。
驚いたようにびくりと反応するけど、
....拒否はされない。
そっと頭を抱えて、一定のリズムで叩く。
前に同じようにそうされた時、ものすごく落ち着いたのを覚えてるから。
初めはこわばっていた肩も、しばらくするとゆっくり力が抜けた。
やがて、肩が、少しずつ、
...震えてる？
その間も、手のリズムは止めない。
揺れる声で、流星さんがしゃべり始めた。
「俺...あほや」
「直接言われてわかった」
「どう接したらええのか、わからんかっただけだったんや」
「だから思いっきり冷たくして」
「いざ離れてくってなるとやっぱり、」
「...罪悪感しか感じひんねん」
「でも、麻里さんのことは好きじゃなかった」
「俺...どうしたら良かったん？」
初めてみた、流星さんの弱いところ。
温かい涙が、私の洋服越しに伝わる。
私が無責任にどうこう言えるような話ではない、けど。
これだけは自信を持って言える。
「流星さんは間違ってないです」
「麻里さんを忘れたのも、嫌いになったのも」
「だって、流星さんがそうなりたくてそうなったんじゃない」
「麻里さんと、会ったんです」
「言ってました。...流星さんにも、前に進んで欲しいって」
そのことだけはどうしても伝えたかった。
言い置いて、そっと、病室を出た。
廊下の窓から、オレンジの夕日が差し込む。
少しでも元気になってくれたら、
それだけで。
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定世(プロフ) - まあこ。さん» いやいや、お話があるから楽しく生きれますね… はい！ありがとうございます！ (2016年12月27日 9時) (
レス) id: 0b58e8d564 (このIDを非表示/違反報告)
定世(プロフ) - まあこ。さん» そうなんですね！ よかったです！まあこ。さんのお話すきなので、見られなくなるのは寂しくなるので！ありがとうございます。がんばってください！ (2016年12月26日 17時) (レス) id: b5f9be7614 (このIDを非表示/違反報告)
定世(プロフ) - 突然すいません（汗） 淳太さんメインのお話をパスワード付きにしていますよね？この作品もされますか？ (2016年12月26日 0時) (レス) id: 0b58e8d564 (このIDを非表示/違反報告)
萌衣(めい) - まあこ。さん» これからも友達としてよろしくね。小説もたまに更新してるよ！来てね。 (2016年11月23日 15時) (レス) id: 6ea1bb245f (このIDを非表示/違反報告)
萌衣(めい) - まあこ。さん» 良いんだよ！これからは、気をつけるから！ (2016年11月18日 17時) (レス) id: c1b374dcc8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ましろ
| 作成日時：2016年10月21日 18時
