#27 ページ27
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次の日。
すっかり風邪が治り、熱が引いた流星さんと外へ出かけた。
流星さんはやたらと上機嫌で、理由を聞くと
「Aと出かけるん久しぶりなんやもん」
「勉強ばっかしてて俺のことほっぽっとくから」
「これからは出かけられますよ」
「少なくとも週3は行こな」
「はいはい」
子供っぽくてかわいい流星さんに笑みがこぼれる。
私は昨日流星さんからもらったマフラーを巻いていった。
今日は結構冷えるから、マフラーを巻いても少し寒いくらい。
でもやっぱり流星さんは寒がりなようで、
「流星さん寒いでしょ」
「...寒くない」
「いいんですよ、マフラー」
「だってそれAにあげたやつやし」
「んじゃ、こっち来てください」
意地をはる流星さんにいいことを思いついたので、
流星さんを呼び寄せる。
自分のマフラーを解き、隣に並んだ流星さんと私の首をぐるりと一緒に巻いた。
初めは「大丈夫やって」と抵抗していた流星さんも、
諦めたのか抵抗をやめる。
巻き終わって、また歩き出した。
「...あったかいな」
「やっぱ寒かったんですよね？」
「...」
ちょっとふてくされた顔になった流星さんが、
いきなり私の手を取った。
されるがまま、彼のコートのポケットにそのまま入れられる。
手は繋がったまま。
彼が、何か空に向かってつぶやく。
「え、なんですか？」
「なーんーでもないっ！！」
「気になるんですけどー」
「ほんまになんでもないって！！」
呟きは聞こえなかったけど、
手の温もりがただ心地よかった。
手をつないでて距離が少し近いせいか、
いつもより少し心臓がうるさい気がした。
(( 意識してんの、こっちだけかよ ))
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定世(プロフ) - まあこ。さん» いやいや、お話があるから楽しく生きれますね… はい！ありがとうございます！ (2016年12月27日 9時) (
レス) id: 0b58e8d564 (このIDを非表示/違反報告)
定世(プロフ) - まあこ。さん» そうなんですね！ よかったです！まあこ。さんのお話すきなので、見られなくなるのは寂しくなるので！ありがとうございます。がんばってください！ (2016年12月26日 17時) (レス) id: b5f9be7614 (このIDを非表示/違反報告)
定世(プロフ) - 突然すいません（汗） 淳太さんメインのお話をパスワード付きにしていますよね？この作品もされますか？ (2016年12月26日 0時) (レス) id: 0b58e8d564 (このIDを非表示/違反報告)
萌衣(めい) - まあこ。さん» これからも友達としてよろしくね。小説もたまに更新してるよ！来てね。 (2016年11月23日 15時) (レス) id: 6ea1bb245f (このIDを非表示/違反報告)
萌衣(めい) - まあこ。さん» 良いんだよ！これからは、気をつけるから！ (2016年11月18日 17時) (レス) id: c1b374dcc8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ましろ
| 作成日時：2016年10月21日 18時
