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疲れた頭になにか甘いものが欲しくなり、
一階の売店でココアを買って病室へ戻った。
ココアを飲みながら、ふぅっと息をつく。
やっと終わった。あとは結果を待つのみだ。
売店でコーヒーを買った流星さんはというと、
...なぜかものすごくそわそわしている。
見ているこっちが気になってしょうがない。
「...どうしたんですか」
「え？」
「え？もなにも、さっきからそわそわしすきです」
「...なんでもあらへん」
「いやその態度は絶対なんかありますよね！？」
「な....い」
「さっさと白状してください！」
すると、目の前にずいっ、と差し出されたマフラー。
さっきまで、流星さんが巻いてたもの。
「どうしたんですか？」
「やる」
「へ？」
あっけにとられる私をみて、得意げに微笑む。
「試験終わった、ごほうび」
「寒いから、明日これ巻いて外行くで」
「でも、流星さんのマフラー...」
「俺は別にええねん、寒くないから」
「いや、寒くないって嘘でしょ」
「ええから！」
さっき外で待ってる時も、コートにマフラーに手袋と完全防備だった流星さんは、
きっとすごく寒がりなのに。
無言で、差し出されたそれを受け取る。
巻いてみると、
「...あったかい」
流星さんの匂いがして、なんだかとても安心する。
グレーのチェックの、大きめのマフラー。
私を見つめて穏やかに笑う笑顔に、
なぜだか心の奥がずくり、と疼いた。
痛みじゃなくて、心地よい疼き。
それが何なのかは分からなかった。
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定世(プロフ) - まあこ。さん» いやいや、お話があるから楽しく生きれますね… はい！ありがとうございます！ (2016年12月27日 9時) (
レス) id: 0b58e8d564 (このIDを非表示/違反報告)
定世(プロフ) - まあこ。さん» そうなんですね！ よかったです！まあこ。さんのお話すきなので、見られなくなるのは寂しくなるので！ありがとうございます。がんばってください！ (2016年12月26日 17時) (レス) id: b5f9be7614 (このIDを非表示/違反報告)
定世(プロフ) - 突然すいません（汗） 淳太さんメインのお話をパスワード付きにしていますよね？この作品もされますか？ (2016年12月26日 0時) (レス) id: 0b58e8d564 (このIDを非表示/違反報告)
萌衣(めい) - まあこ。さん» これからも友達としてよろしくね。小説もたまに更新してるよ！来てね。 (2016年11月23日 15時) (レス) id: 6ea1bb245f (このIDを非表示/違反報告)
萌衣(めい) - まあこ。さん» 良いんだよ！これからは、気をつけるから！ (2016年11月18日 17時) (レス) id: c1b374dcc8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ましろ
| 作成日時：2016年10月21日 18時
