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無防備で寝相良く寝ている隼人が愛おしくて
これも起こし方の1つかなと思い、
私は寝ている隼人に顔を近付け
隼人のくちびるに自分のくちびるを押し当てた。
瞬木「ん〜…」
隼人の鼻息がほっぺたにかかる。
A(あ、でもこれで起きても隼人は怒るかな…?)
そう思ってくちびるを離し、私が体勢を起こそうと顔を遠ざけようとしたその時。
なんと隼人は寝ている体勢のまま両手で私の体を抱きしめてきた。
ぎゅっと抱きしめられ私の体は再び隼人の体と密着する。
A「ちょっと!?」
体ごと上に乗っかったらさすがに重いだろうと、思わず膝や足、手が隼人の上に乗らないように動かしてそこに体重を乗せる。
寝ているはずなのにぎゅっと抱きしめられ、それが10秒以上も続く。
A「隼人、起き」
最後まで言い終わる前に、今度は隼人の方から私の後頭部に手をやり、押さえ付けて顔を近付けさせ、
そのまま再び私はくちびるにくちびるを押し当てさせられた。
隼人からキスをしてきたというより、私の顔を近付けさせて私からキスするよう手で無理やりコントロールしてきたという状態だ。
いきなりの事で呼吸の準備が出来てなく、このキスによって私の鼻息が荒く感じられないかと思うと少々息苦しい。
私がそんな事を考えている間もまだ隼人は私の後頭部に手を置いたまま、押さえ付けるように私の頭を自分の顔の方に押しつけてキスを続行させた。
もう片方の手は私の背中をがっちりと抱きしめてきている。
まるでキスし足りないからもっとしろと言われている気分だ。
いきなりの事で心の準備が出来てなかったけど
私はそれが素直に嬉しかった。
A(あぁ…私)
A(本当に隼人の事が好きなんだな…)
そして隼人も私の事が大好きなんだと思うと幸せでたまらない。
A(でも隼人の為にも愛のムチだ。今は起こさなくちゃ)
私は隼人に抱きしめられながら顔を無理矢理横に向け、話す為にくちびるを離した。
A「も〜隼人、起きてるでしょ」
A(眠りながらこんなに力入れられるとは思えないし)
瞬木「ん〜……起きてない…」
A「やっぱり起きてる!」
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雨宮シロ@ブイブイ(プロフ) - 野生のスタッフさん» はい!無理せず頑張って下さい! (2017年5月7日 23時) (レス) id: 3fff5a4af9 (このIDを非表示/違反報告)
野生のスタッフ(プロフ) - 雨宮シロ@ブイブイさん» そうでしたか!ありがとうございます! 最新パートの続きもまだ途中ですが投稿に向けてせっせと作っているのでどうぞゆっくりご覧になってくださいませ! (2017年5月7日 23時) (レス) id: 6d9ccb8bb7 (このIDを非表示/違反報告)
雨宮シロ@ブイブイ(プロフ) - 野生のスタッフさん» 実を言うと途中まで見てましたテヘペロという奴です←紛らわしくてすみません^^; (2017年5月7日 23時) (レス) id: 3fff5a4af9 (このIDを非表示/違反報告)
野生のスタッフ(プロフ) - 雨宮シロ@ブイブイさん» はっやいですね!?パート1から6まで全部読めたんです!? (2017年5月7日 23時) (レス) id: 6d9ccb8bb7 (このIDを非表示/違反報告)
雨宮シロ@ブイブイ(プロフ) - 拝見させていただきました!瞬木くんかっこいいですね…!元々好きだったのに更に好きになっちゃいましたよ←次回楽しみにしてます! (2017年5月7日 23時) (レス) id: 3fff5a4af9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:野生のスタッフ | 作成日時:2016年6月23日 3時