病院生活日記1＜北棟、ルアのところへ＞ ページ4
冬空「ふぁぁ…(´Д｀)」
ベッドから起き上がり、欠伸をする。
久しぶりに夢を見たような気がする。
なんか…黄色い髪と緑の服の妖精が空を飛んでる夢。
まぁ、不思議な夢だった！
冬空「今何時だろ〜。」
昼寝してたから、夜になってるかも！
時計を覗くと、7時ぐらい。
まだ遊べるね！
…ルアのところ行こ
ルアは僕の親友！
遊んでくれるいい奴！結構信頼してるんだ。
まぁ、自__殺を止めるために傍にいるってのもあるんだけど…
ルアの棟は北棟！真反対だから疲れるんだよね…
冬空「ルア〜！！」ｺﾝｺﾝ
少しすると、金色の髪のルアが出てきた。
よっしゃ！笑顔を忘れずに！
ルア「はい。」
冬空「遊んで〜！！」
ルア「ふふ、いいよ。」
ルア「っ…」
冬空「どうした？」
ルア「いや、なんでも。」
僕のことおかしく見えちゃったかな？
冬空「大丈夫！異形に見えても僕なのには変わりないよ！」
ルア「う、うん。あ、見えた。」
冬空「よかった。」
ルア「ほら、中入って。」
僕は、ルアの部屋に入った。
ルア「何して遊ぶ？」
ヤバい、考えてない。
冬空「う〜ん…」
ルア「考えてないの？」
冬空「いえす。」
ルア「じゃあ、本でも読もうか？」
冬空「！？うん！読んで！」ｷﾗｷﾗ
ルア「めっちゃ目がキラキラしてる…ｗ」
お、笑った笑った！顔綺麗だから笑うとヤバい…
ルア「そ、そうかな…」
冬空「聞こえてた？」
ルア「バッチリ。」
冬空「あ、ハイ。」
ルア「ふふ、何読む？」
冬空「童話がいいな〜。」
ルア「童話…。ここら辺かな？」
ルアが見せてくれたのは、4つの本。
「白雪姫」
「ヘンゼルとグレーテル」
「赤ずきん」
「ピーターパン」
何処から取り出した？？？
冬空「どれがいいだろう…」
ルア「最近はピーターパンとか読んでないんじゃないかな。」
冬空「ピーターパン…か。」
気が引けるけど、ルアが言うなら。
冬空「うん！ピーターパンがいい！」
ルア「じゃあ、読むよ。」
ーーーーーーーーーー
ルア「おしまいっ。」
冬空「面白かった！」
ピーターパンのせいでこんなことになったけど、やっぱり物語自体は面白い。
なんだかんだで憎めないのが辛いよっっっ！！
ルア「ヾ(・ω・*)ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ」
冬空「むぅ〜。高校生なんだよな〜。」
ま、撫でられたことなんてここに来るまではなかったから、嬉しいけど…
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