第4χ 夜道に御用心！？�� ページ9
どうしよう。また来てる・・・
バイトからの帰り道。夜の10時を回ったところ。
ここ2週間くらいバイトの帰り道はいつもどこかに寄り道してから帰ることにしている。
今日はどこで時間を潰そうかと辺りを見渡すと見慣れた顔を見つけた。
「窪谷須くん！」
「おーA！どしたー？こんな遅くに」
バイク屋さんの店で見かけたのは、ツナギ姿がよく似合うクラスメイトの窪谷須くんだった。
「近く通ってたら窪谷須くん見つけて嬉しくなってきちゃった。ここでバイトしてるの？」
「おう！」
「ねぇ、少しここにいてもいい？」
「おー、構わねぇよ、あっ、はーい今行きます！」
店の人との話が終わり、窪谷須くんは缶コーヒーと缶のミルクティーを持って私の隣に座った。
初めてあった日にさりげなく話した会話なのに、私がミルクティー好きなのを覚えててくれたのだ、嬉しい。
「どうかしたのか？」
「飲み物ありがとう・・・ううん、なんでもないよ、あ、窪谷須くんバイク好きなんだね」
「まーな、ヤンチャしてた頃から乗ってたしな」
「あたしもバイクってカッコよくて好きだなーいつか乗ってみたい・・・あっでもあたし方向音痴だから乗れないや」
「来年の夏休みに免許取りに行くからよ、俺の後ろ乗ってみるか？」
「ほんとに？！」
「男に二言はねーよ、あAまだいるか？俺あと30分で終わるから家まで送ってやるよ、もうけっこー遅ぇしな」
「え、でもうち遠いし悪いよ」
「いや言い方が悪かったな、30分ここで待ってろ、そんで俺に家まで送らせろ、わかったな？」
「もう、強引なんだから。ありがとう」
ポンっと窪谷須くんの大きな手が頭に触れる。
お兄ちゃんがいたらこんな感じなのかな。落ち着くというか安心する。
でもそんな安心もつかの間。
道路の向こう側に目をやれば、先ほどと変わらずこちらに視線を向ける1人の男の姿。
まだいてる・・・
誰かに言った方がいいのかな？
でもそれで逆上して襲いに来られたら・・・
ここで時間を潰していたら、諦めて去ってくれるのでは、と思ってた自分が甘かった。
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あひー - (`・∀・´)ﾌｧｲﾄ! (2021年3月26日 13時) (
レス) id: c62e9bede7 (このIDを非表示/違反報告)
mayukun(プロフ) - 、さん» ありがとうございます！ただいま作成中ですのでもう少々お待ち下さい！ (2018年3月9日 7時) (レス) id: 50657492af (このIDを非表示/違反報告)
、 - この作品好きです！更新頑張ってください！亜蓮様様 (2018年3月8日 15時) (レス) id: 38612e749b (このIDを非表示/違反報告)
mayukun(プロフ) - ゆーさん» コメントありがとうございます！不器用だけど一途な窪谷須くんを表現したかったので、そう言ってもらえてめっちゃ嬉しいです(*^^*)私更新遅いのですごく申し訳ないんですが、更新頑張ろうと思えました！ありがとうございます(*^ω^*) (2018年2月28日 23時) (レス) id: 50657492af (このIDを非表示/違反報告)
ゆー - この小説、とても大好きです。窪谷須くんの不器用な感じとかすごく上手に表現してくれていて、更新が本当に楽しみです(*¨*) (2018年2月28日 22時) (レス) id: e5599beee2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：mayukun | 作成日時：2018年1月10日 22時
