番外編 とある日の窪谷須くん�� ページ38
「中分け貧乏、傘も買えないのか可哀想に」
「ああ！？おめーに同情されるほど貧乏じゃねーわ！」
相変わらず才虎くんとは仲が悪く、話すたびに喧嘩しています。
「お？なんだ？プールでも入ってきたのか？俺っちも入りてーぞプール！」
「燃堂くん、この時期にプールなんて風邪をひいてしまうよ！窪谷須くんはきっと川に溺れた少年を助けて来たんだよね！」
「いやいやいやプールでもねェし、川で溺れた少年も助けてねェし、普通に雨に濡れてきただけだからそんな目ェ輝かして俺を見ンじゃねェ！！」
燃堂くんや灰呂くんへのツッコミも冴えてます。
その日は放課後になっても雨は止みませんでした。
「窪谷須くん、私傘あるし一緒に帰ろっか？」
「おう！サンキューな」
(誘ってはみたものの私の傘じゃ2人入るには小さすぎるかな・・・)
予想はしてたけど、傘は持ってくれるし、私が濡れないように私の方に傘をよせて差してくれるし、窪谷須くんが優しさの塊すぎて辛い。
「窪谷須くんが濡れちゃうからもっと真ん中で差していいよ？」
「Aの傘なんだからお前が濡れたら意味ないだろーが」
「じゃあ私が持つよ！」
「いいって！つーかお前が持ったら低いから俺の頭に刺さるだろ」
肩が触れるか触れないかくらいの距離で少しくすぐったい。
私の方にばかり傘を寄せるので、窪谷須くんの反対側の肩が濡れていました。
律儀というか真面目というか、窪谷須くんのそういう優しいところ、素敵だなって思います。
「あれ？もしかして、あそこにあるの窪谷須くんの傘？」
「さぁな」
捨て犬の入ったダンボール箱に黒い大きな傘が差してあるのです。
(窪谷須くんの通学路だし、これまたヤンキーっぽい発想だし)
照れた顔してはぐらかす窪谷須くんの脇腹を突っついてたら怒られました。
----お知らせ----
日替わり小説
窪谷須くんに「好き」と言ってみた
作ってみました(*^^*)
http://uranai.nosv.org/u.php/day/matsuyuka11/
良かったらどうぞ！
ついに続編いきます！
いつも読んでいただきありがとうございます！！
多忙なため更新遅めですがよろしくお願いします！
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あひー - (`・∀・´)ﾌｧｲﾄ! (2021年3月26日 13時) (
レス) id: c62e9bede7 (このIDを非表示/違反報告)
mayukun(プロフ) - 、さん» ありがとうございます！ただいま作成中ですのでもう少々お待ち下さい！ (2018年3月9日 7時) (レス) id: 50657492af (このIDを非表示/違反報告)
、 - この作品好きです！更新頑張ってください！亜蓮様様 (2018年3月8日 15時) (レス) id: 38612e749b (このIDを非表示/違反報告)
mayukun(プロフ) - ゆーさん» コメントありがとうございます！不器用だけど一途な窪谷須くんを表現したかったので、そう言ってもらえてめっちゃ嬉しいです(*^^*)私更新遅いのですごく申し訳ないんですが、更新頑張ろうと思えました！ありがとうございます(*^ω^*) (2018年2月28日 23時) (レス) id: 50657492af (このIDを非表示/違反報告)
ゆー - この小説、とても大好きです。窪谷須くんの不器用な感じとかすごく上手に表現してくれていて、更新が本当に楽しみです(*¨*) (2018年2月28日 22時) (レス) id: e5599beee2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：mayukun | 作成日時：2018年1月10日 22時
