夏だ！祭だ！恋せよ乙女！�� ページ21
当日は私がみんなの浴衣を着付け、心美ちゃんが髪のセットをしてくれた。
「あっ斉木くんたちもう来てるみたいだよ！」
普段通りの格好の男子陣。
まぁそうだよね、たかだが近所の祭にわざわざ浴衣とか着ないよね男子は。
デートでもあるまいし。
知予は私と同じことを考えていたのか、男子陣の服装を見て小さくため息をついていた。
「おっす」
「窪谷須くん、怪我はもう大丈夫？」
「おお、もー平気だ。つーか・・・浴衣・・・」
「浴衣ね、私が着付けたんだよ、凄いでしょ？」
「そ、そーだな・・・に、似合ってンじゃねーか」
[Aさんの浴衣姿に顔を赤めて押っ忍しているところ悪いが、僕たちがいることを忘れるなよ窪谷須]
「おっふ照橋さんの浴衣姿おっふ・・・」
[海藤、お前も空気を読め、夢原さん寂しがってるぞ。やれやれ、面倒なことになる前に僕はリンゴ飴でも買ってくるか]
「あー！」
知予が何かを見つけたのか目を輝かせ始める。
そしてどこかに行こうとする斉木くんが逃げないようにと肩をガッシリ掴んでいた。
「ほら！男子もいるし、これならAも入れるよ？おばけ屋敷！」
知予の視線の先には祭の企画で作られた特設のおばけ屋敷。文化祭の比じゃないくらいリアルで凝った本格的な外観。
「いや別に入りたいわけじゃないから」
「ふっ、こんな作り物・・俺の封印されし力を解放すれば、なっ、何も怖くなんか・・・ないからな！」
海藤くんに至っては入る前から怖がってるし 。
「海藤くん一緒に入ろ！みんなもペア決めて入ってきてね？」
知予がそそくさと海藤くんを連れ中に消えて行った。そして3秒後には2人の叫び声。
ペアを決めてと言われてもねぇ・・
燃堂くんとは楽しそうだけど暗いところで燃堂くんみたら文化祭の二の舞になりそうだし、だからといってここで窪谷須くん選んだらこの前のこともあって気まずいし。
あぁでもその気まずいのを無くすために祭に来たんだった・・・
というかこの状況で私が窪谷須くんを選んだら気があるって思われるかも。
こ！ここは・・・無難に斉木くんかな。
[奇遇だな、僕も無難にAさんだと思っていたところだ]
「さい
「A！！一緒に行こーぜ？」
斉木くんの名前を呼ぼうとしたところを窪谷須くんに遮られる。
肩に腕を回され抱き寄せられるように入り口に引き込まれた。
笑顔が影ってて怖い・・・。
おばけ屋敷より隣のお兄さんの方が怖いです。
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あひー - (`・∀・´)ﾌｧｲﾄ! (2021年3月26日 13時) (
レス) id: c62e9bede7 (このIDを非表示/違反報告)
mayukun(プロフ) - 、さん» ありがとうございます！ただいま作成中ですのでもう少々お待ち下さい！ (2018年3月9日 7時) (レス) id: 50657492af (このIDを非表示/違反報告)
、 - この作品好きです！更新頑張ってください！亜蓮様様 (2018年3月8日 15時) (レス) id: 38612e749b (このIDを非表示/違反報告)
mayukun(プロフ) - ゆーさん» コメントありがとうございます！不器用だけど一途な窪谷須くんを表現したかったので、そう言ってもらえてめっちゃ嬉しいです(*^^*)私更新遅いのですごく申し訳ないんですが、更新頑張ろうと思えました！ありがとうございます(*^ω^*) (2018年2月28日 23時) (レス) id: 50657492af (このIDを非表示/違反報告)
ゆー - この小説、とても大好きです。窪谷須くんの不器用な感じとかすごく上手に表現してくれていて、更新が本当に楽しみです(*¨*) (2018年2月28日 22時) (レス) id: e5599beee2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：mayukun | 作成日時：2018年1月10日 22時
