第7χ 夏だ！祭だ！恋せよ乙女！�� ページ20
「A！心美！千里っち！夏祭り行くよ！」
お弁当のタコさんウィンナーを頬張りながら知予が目をキラキラと輝かせて言った。
きっと原因はさっきの休み時間に海藤くんが「ふっ、明日、太陽が闇に堕ちる時、狂乱の宴が始まるだろう・・・くくくく」と言っていたのに影響されたのだろう。
知予ってば本当に海藤くんが好きなんだね。
「いこっか！ただ知予とは絶対一緒におばけ屋敷入んないからね」
「うう！Aまだ怒ってる〜ごめんってば！」
PK祭でのあの恐怖(だいたい窪谷須くんのせい)は、まだ忘れていない。
お菓子だけで許してもらえると思ってる知予はまだまだ甘い。
「イカ焼き食べたいな〜」
「ちょっとA、もう少し可愛らしいもの食べたがりなよ〜りんご飴とかさ」
「Aらしくていいじゃない」
「じゃあたこせん！」
「可愛くない！」
「じゃ、じゃあ！ベビーカステラ！」
「んーギリギリ合格！」
私と知予の会話を隣で聞いていた千里は食パンを頬張りながらもヨダレを垂らしていた。
明日まで我慢よ千里！
「おっ？なんだ祭か？俺っちたちも行くぜ〜」
私たちの会話に反応したのは前の席に座っていた燃堂くんだ。
見た目は不良みたいだが中身はとても面白くて私のツボである。
いつかあの顎を触るのが私の密かな夢だったり。
「ね、燃堂くん・・・もしかしてそれって海藤くんもいくのかな？」
「おっ？チビと相棒と転校生がくんぜ〜」
「海藤くんきたー！！！しゃあ！しゃあ！」
「さささ斉木も！？」
燃堂くんの答えを聞き知予と心美ちゃんのテンションが上がっていた。
わかりやすくて可愛いなぁ2人とも。
「みんな！燃堂くん達と一緒に祭いくよぉー！」
転校生というのは窪谷須くんのことだ。
あの事件の翌日1日だけ入院してもう復帰してきたらしい。包帯も3日でとれていた。凄まじい回復力。
ちょっと気まずいけど、また前みたいに話せるキッカケになればいいな。
もうすぐ夏休みだし。
私は知予の誘いにyesで答えた。
----あとがき----
いつもお読み頂きありがとうございます！
夏祭り編まだまだ続きます。多忙なため更新遅めですが今後ともよろしくお願いします。
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あひー - (`・∀・´)ﾌｧｲﾄ! (2021年3月26日 13時) (
レス) id: c62e9bede7 (このIDを非表示/違反報告)
mayukun(プロフ) - 、さん» ありがとうございます！ただいま作成中ですのでもう少々お待ち下さい！ (2018年3月9日 7時) (レス) id: 50657492af (このIDを非表示/違反報告)
、 - この作品好きです！更新頑張ってください！亜蓮様様 (2018年3月8日 15時) (レス) id: 38612e749b (このIDを非表示/違反報告)
mayukun(プロフ) - ゆーさん» コメントありがとうございます！不器用だけど一途な窪谷須くんを表現したかったので、そう言ってもらえてめっちゃ嬉しいです(*^^*)私更新遅いのですごく申し訳ないんですが、更新頑張ろうと思えました！ありがとうございます(*^ω^*) (2018年2月28日 23時) (レス) id: 50657492af (このIDを非表示/違反報告)
ゆー - この小説、とても大好きです。窪谷須くんの不器用な感じとかすごく上手に表現してくれていて、更新が本当に楽しみです(*¨*) (2018年2月28日 22時) (レス) id: e5599beee2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：mayukun | 作成日時：2018年1月10日 22時
