分岐点【UT_AU】

続き ページ8

いつまでたってもinkが来ない。

ここまで来ないとさすがの私でも少し心配してしまう。

チッ……いても迷惑なのにいなくなっても迷惑なのか……つくづくあいつは私に迷惑をかけるな………




＿＿＿＿

「ごめんね！Aちゃん！最近色々忙しくて……」

『………』

「Aちゃん？大丈夫？？」


『………ink』

「え？なに？もしかして寂しかったとか？

まあAちゃんに限ってそんなことは……『あるって言ったらどうする』……え？」


『ほんの少しだけ寂しかったって言ってるんだけど。もしかして聞こえなかった？記憶力じゃなくて耳も悪くなったの？』


いや、ほんの少しも嘘かもしれない。


「いや！！そんなことは全然ないしちゃんと聞こえてるんだけど！どうしたの？前はそんな感じじゃなかったでしょ！」

『そりゃあ私だって変わる時は変わるよ。それともあれ？私が変わったら嫌だとか？』

「違うって！でもAちゃんが僕に心を開いてくれて本当に良かったよ。このまま嫌われたまんまかと思った……」

『やっぱ少し寂しいも訂正。ずっとお前がいなくて清々してたわ』

「そんなこと言わないでよー」

『ははは。まあこれからもよろしくね？』

「え、今笑った？？笑ったよね？やったー！Aちゃんがついに僕に対して笑っ……ｵﾛﾛﾛﾛ」

『はぁ……』

ちなみにこの数日後に付き合ったって今の私には信じ難いことだったよ。

契約 〖bill!Sans〗✣→←無自覚押し引き 〖ink!Sans〗

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