続き ページ4
《私を守ってくれた友達がタヒんだ》
〈そうか。それは、さぞ辛かっただろうな〉
《でもちょっと元気でたわ。お前のおかげかも》
〈それは嬉しいな〉
その後変なことを言い始めた。
〈なあ、俺がもしこの画面の向こう側から出てきて、お前のことを連れていこうとしたらどうする〉
そう。こんな感じでだ。
でもそうされるなら私もどこかへ行ってしまいたい気分だ。連れていかれそうなら喜んでついて行くかもしれない。
だから私はこう答えてしまった。
《何も抵抗しないかも。寧ろそんなことできるんなら今ここで私の事なんか連れて行ってくれればいいのに》
〈そうか。なら今迎えに行く〉
え、どういうk
「ほら、お望み通り迎えに来てやったぜ」
パソコンから発せられるノイズの音と共にやってきたのは白いフードを被ったスケルトンだった。
視界に入れた瞬間とてつもない恐怖が私を襲う。
まさか、今まであんなに話してた相手がこんなに恐ろしい人だとは思いもしなかった。
でも、逃げ道のない私がとることの出来る選択肢は、彼の手をとるか地獄に戻るか。
ただ、私はもう狂ってしまったのか、考える素振りも見せずに彼の手をとった。
「ありがとな。何も知らずに俺の事を選んでくれて。これからよろしくな?A」
そんな言葉は薄れゆく私の意識には届かなかった。
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アルストロ(プロフ) - いちごれもんさん» コメントありがとうございます!!何せ自分がえらよん推しなものでして…これからも更新頑張りますね!! (2月8日 23時) (レス) id: b12591e4e7 (このIDを非表示/違反報告)
いちごれもん - こういうちょっとマイナーなキャラの短編集ほんと助かります、更新楽しみに待っております…🥹🙌 (2月8日 21時) (レス) id: 1f387bf1d2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ぬこ | 作成日時:2024年2月3日 12時