検索窓
今日:6 hit、昨日:32 hit、合計:172,018 hit

8話 ページ8

Green Side


家に薬を持って帰る。

康二の話を病院でしたら、許可を取ってくれて家での治療ができるようにと持たされたんだ

携帯のメールに康二の目覚めが知らされていて、少しばかり足が早くなる


「ただいまー」


玄関で声をかけるけど、反応がなくて

リビングに繋がる扉を開けると、どんよりとした雰囲気が漂っていた


「なに、どうしたの」

「あ、亮平おかえり」

「うん、ただいま」


照が気づいて声をかけてくれて俺の方に寄ってくる


「亮平、大にぃが康二のことについて見解を話してくれたんだけど亮平が考えてた通りだったよ」


康二が来た日、見えた手足の細さや顔色の悪さから照に思ったことを話していた

でも、それが本当だとなると俺たちだけでどうにかできるのか


「康二は今どうしてるの?」

「和室の隅で膝抱えて謝ってるんだよ…どうしたらいいのか分かんなくてさ」

「大介兄さんは?」

「康二のそばにはいる、でも声が届かないとどうしようもないからって」


康二の場合大介ぐらいしか対応能力がある人がいないし…

暗くなった雰囲気の中喋りだしたのは以外にも翔太兄さんだった

9話→←7話



目次へ作品を作る
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (295 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
1693人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:暁紫 | 作成日時:2021年3月7日 0時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。