Bad Day Orange 《Ⅰ》 (ページ14)

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Black side

ストレスが溜まると消化しきれず甘えたになってでも結局甘えきれずに子供返りする。

そんなこともみんなが分かってきて家に着いた頃携帯を開けばみんなから理由聞いて心を軽くしてあげてと届いていた。

車から下ろしても起きなかった康二をソファに寝かして、ご飯の準備。

適当に炒めただけだけどまぁまぁの出来に

キッチンから康二が見えなくて作り終わって直ぐに戻ったんだけど遅かったみたいだった。

｢ﾋｯｸ…ぇーん…ｯ｣

子供みたいに泣いてるところを見てまだ5歳の康二くんなことが分かる。

｢康二？寂しかったの？｣

いつもの俺ならこんな喋り形しないけど、今の康二にはこれくらいじゃないとまた泣いちゃう

｢こうじ、な？ｯ…いらん、こ、かもしれんｯｯ｣

｢なんで？俺は必要なんだけどなぁ｣

｢やってｯ…みんなｯ…ﾋｯｸｯｯ…じゃまやって、いうもんｯ｣

ネットで書かれたこと、職場で言われたこと。

一人で頑張らないといけない仕事の多い康二は甘えることも出来ずに自分の中で処理して言われないように頑張ったけど、やっぱりダメだったみたいで俺たちを遠く感じてしまったらしかった。

｢誰も康二のことそんな風に思ってないよ｣

康二は1人で頑張ることに慣れすぎている。

相談されたらみんなで助けるのに、

｢康二、大丈夫｣

頼ることは迷惑じゃない。

もっと俺たちにもたれてもいいんだって早く気づいて欲しいな。

ーENDー