Snow Orange 《Ⅱ》 (ページ42)

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ソファでぐるぐる考える。

なんでふっかさんとは電話して俺とはしてくれへんの？

もしかして俺の事飽きたとか？

ラウの頭も撫でとったし、最近俺に触れてもけぇへんやん

そんなことを考えとったら玄関の方でガチャっと音がした。

｢お、康二帰ってるじゃん｣

驚きすぎて固まる俺の方へ照にぃが寄ってくる。

｢康二？｣

ばっと体を後ろに避けると照にぃはきょとんとした顔をしてグイッと俺の事を引き寄せた。

｢なんで離れんの？｣

｢だ、だって、照にぃが俺の事ほっぽってフラフラしよるから…寂しかったし、今日もふっかさんとばっか居って…｣

喋り始めたら口が止まらんくてベラベラ言葉が出てくる。

そして

｢そんなん照にぃが(チュッ)んっ、え？｣

｢康二は嫉妬したんだ｣

｢嫉妬とちゃうよ…これは｣

｢康二かーわい｣

照にぃはそのまま俺にキスを落としてくる。

腰をするりと撫でて肩を後ろに押される。

ポスっと音を立てて俺と照にぃはソファに倒れた。