Snow Orange 《Ⅱ》 (ページ27)

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Yellow Side

うちのメンバーの康二は甘えん坊という枠を超えている。

今日は目黒か…

2人が出ていったあとの楽屋は俺たちではありえないほど静かで、みんなの目線は扉に向いている。

加入したての時は気づかなかった康二の正体に俺たちは既に虜にされていた。

毎日気に入った相手と遊んで落とす。

それをしなければ精神的に不安定になる。

そんな康二にみんなは毎日選ばれたくて甘やかして甘やかして過ごしていた。

俺は随分前だったかな

昨日は佐久間だったし

康二も理性が無くなっているわけじゃないらしくてラウールには手を出していない。

｢なぁ照｣

｢ん？｣

｢このままでいいのかな俺たち｣

ふっかは不安げに俺を見つめる。

｢いいも何もどうしようもねぇだろ｣

康二自身ダメなことには気づいていた。

でもやめられないって涙を流した時俺たちにできることはないって気づいてしまった。

できることは康二を安心させてやること。

体を重ねることで心の穴を埋めている。

｢明日も、大丈夫だといいな｣

｢あぁ｣

ーENDー

申し訳ないです。。

ひとつ書いてた話に行き詰って衝動書きしたら、着地点が見つからず…

12月に入りましたら更新できそうなのでそれまでお待ちいただきると幸いです。