Snow Orange 《Ⅱ》 (ページ13)

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仕事ページ13

いわ × こじ

付き合ってません。

Yellow Side

昼からのSnowMan全員での仕事で楽屋へ行けば既に俺以外は揃っていた。

｢あれ、遅れた？｣

｢そんなことあらへんよ｣

1番近くに座っていた康二がニコニコと応えてくれたがなんだか違和感。

荷物を降ろしながらふっかに近づいてそっと問う。

｢康二なんか変じゃね？｣

｢あー俺たちもそんな気がしてたんだけど、原因分かんなくってお手上げよw｣

外国人のように両手でwhy?のポーズ

とりあえず今日は写真撮るとかじゃないし、みんなで記者さんの質問に答えるだけだからと康二のことを気にしながらもほって置くことにした。

仕事も問題なく終わりさぁ帰るぞって時

やっぱり康二はおかしくて、仕事終わりのお誘い会話が全く聞こえてこない。

帰りになればへにゃへにゃとした高めの関西弁がどこどこ行こうやーなんて言いながら楽屋のあちこちで聞こえてくるのに

みんなも心配みたいで帰り支度をする康二に視線を送る

康二自身は全くその視線に気づいてなくて

｢はぁ｣

みんなの視線は自然と俺の方に。

明らかにお前しかいねぇだろって感じの視線で

｢康二｣

｢ん、あ、照にぃ｣

ほわほわ通り越してふらふらの康二の横に腰かけてそっと肩を寄せる。

自分の体を支えきれなかったのか倒れるように俺の胸に納まった。

｢ご、ごめん照にぃ…ｯ｣

｢しんどい時は頼れよ、8人もいんだから｣

｢ごめｯ｣

すっと意識を飛ばした康二を背中に乗せて車で来ててよかったと思いながら長めの廊下を車を目指して歩いた。