Snow Orange 《Ⅰ》 (ページ19)

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ツンデレページ19

なべ × こじ

付き合ってます。

Orange Side

俺の彼氏さんはな？

｢しょった！｣

｢うるさい｣

みんながおるとこやとツンツンしとって俺の事邪魔やって言ってくるんやけど

今日はなしょったのお家の様子をみんなに見せたげるな！

雑誌の撮影が終わってみんなが帰り出す。

めめとお話しとったら荷物まとめたしょったが楽屋の出口に立って俺を呼んだ。

｢康二！帰るぞ｣

珍しい光景にみんなもニタニタしとって

｢康二、翔太くん呼んでるよ。行ったげな｣

めめに背中を押されるようしょったに駆け寄る

しょったは少し照れたように頬を染めて俺の手首を掴むと｢じゃ｣なんて短くみんなに挨拶を済ませて歩き出す。

俺も慌ててみんなに挨拶をして手が引かれるまま歩き出した。

着いたのはしょったの家。

｢え、しょった？いつも俺ん｣

玄関に入った瞬間に唇を奪われる。

急な出来事で息も上手いこと吸えなくて

とんとんと胸を叩いてみるも全く話してくれない。

どんどん苦しくなってきて酸素を求めて口を開ければ舌が滑り込んでくる。

ツンツンなしょったのせいでキスもそうゆうことも慣れてへんからデレが来た時俺はついて行くのに必死。

｢…はっ…っん…｣

無意識に声が漏れて腰がガクガクする

ぎゅっとしょったに抱きついてみるけど足の力が抜けてまって結局ペタンと座ってしまった。

肩で息をしながらしょったを見上げれば

｢康二、愛してもいい？｣

｢うん｣

うん

それ以外の答えは考えられへんかった。