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「ご馳走様でした」
食後の紅茶を飲み終わった私は、食器を片付けると、今回は花を飾ろうと思って包みを開けた。
可愛い猫のカードは前と同じで、それ以外のものは何も入っていない。
花をいくつかの花瓶に分けて活けた。残ったごみを片付けていると、華絵から電話がかかってきたので、手が離せなかった私はスピーカーで電話を取る。
「今日はありがとう。会場であった人と夕食食べることにしたから、そのまま新幹線で帰るね。
荷物、着払いでうちに送ってくれる?
「わかったー。気を付けて帰ってね」
「うん、Aがまだ電話番号変えてなくて良かった」
――しまった。私は濡れた手でスマホを取るとスピーカー設定から切り替える。
「うん、それはもういいの。大丈夫だから」
「そう? 解決したなら良かった。じゃ、またね。今日はありがとう!」
「うん、気を付けて帰ってね。またこっちに来るとき、連絡してー」
私は電話を切って「友達、直接実家に帰ることにしたみたいなので、今日はもう来客予定なくなりました」
と、自分のパソコンを見ながら何かの作業に没頭していた昴さんに伝えた。
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作者名:まつり | 作成日時:2022年6月16日 15時