目が覚めたら私の恋人は赤井秀一でした3【名探偵コナン】 (ページ12)

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home sweet home1 ページ12

お風呂から上がってダイニングを覗き込んだら、秀一はヘッドフォンを付け、難しい顔でパソコンを覗き込んでいた。

あー、信じられない。もう、灰皿にタバコがあんなんて……。
30分で何本吸うつもり？

私は静かにバーボンを用意して、傍に置いた。

もちろん、パソコンの後ろ側に回るなんて無粋な真似はしない。

集中していた秀一は一瞬驚いた顔を見せ、私を確認するとふわりと甘い笑みを見せまだ長いタバコを惜しげもなく灰皿に押し付ける。

「飲むよね？」

急に不安になった。好みのタバコやお酒もあえてかえていたらどうしよう……

「もちろん。ありがとう」

私は自分用に作ったバーボンのソーダ割を見せる。

「声をかけてくれたら、マンハッタンでもニューヨークでも作ったのに」

「じゃあ、次はぜひ」

そういって、グラスを掲げて見せた。

「お帰り、A。
　君が帰ってきてくれて本当に良かった」

乾杯、と、二つのグラスを合わせ綺麗な音色を響かせる。