目が覚めたら私の恋人は赤井秀一でした2【名探偵コナン】 (ページ26)

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ビッグジュエル8 ページ26

「電気ってすごいよねー。明るくしてくれるし、お茶も飲める。
　なんだってできるんだから」

園子さんはそんなことを言いながらスタッフ専用の自動販売機へと歩いていく。私は缶コーヒーを、園子さんは水を買った。

「Aさんって8月生まれ？それとも彼氏さんが8月生まれなの？」

私が口を開く前に、園子さんはがそばにきて好奇心たっぷりに聞いてきた。
本当、園子さんはコイバナが大好きみたい。

「あれだけいろんな宝石があるのに、ペリドットばかり見ていたでしょ？私なんだか気になっちゃって」

――そんなに私食い入るようにペリドットばっかり見てたっけ？
指摘されると恥ずかしくなる。

あれは秀一の瞳の色を思い出させる美しさだったし、それに――

「あー……気づいちゃった？そういうのじゃないわよ、単に緑の宝石が好きなの」

「なあんだ。
　何かもっとすごい意味があるんだと思ってたわ」

園子さんは好奇心たっぷりの視線を私から外さない。