検索窓
今日:54 hit、昨日:80 hit、合計:35,978 hit

disclosure5 ページ21

「なぁんだ。シュウの過去が盛大に気になっているかと思ってたんだけど。俺、何でも知ってるよ? 聞く?」

Jにからかわれているんだろうか、それとも――

「うん、教えて?」どんな話が出てくるかわからないので、素直に聞いてみる。

「Jの言うことなんて、9割嘘だ」

「言ってくれるねぇ。
 訓練の最初からライフルの腕は現役を抜くほど上手かったから、過去の経歴を疑われた話とか。あ、店に行くたびに店中の女性を夢中にさせるから、出禁になった飲み屋の数は数えきれない話とか?」

「……後半は、お前の話だろ」秀一さんは呆れ顔だ。

「さぁね?シュウの髪が今のLよりさらに長かった頃の話も聞かせたいし。あんなに似合ってたのに、バッサリ切っちゃって勿体ない。あ、当時の写真あるよ、みる?」

Jはくすくす笑っていて、全く本心が見えてこない。沖矢昴のモデルの中に絶対にこの人含まれているよね、と私は思うが、怖いので絶対に秀一さんには聞かないでおこうと思う。聞いたところで、否定されるだけなのは分かっているし。

「聞くだけ時間の無駄だ、解散」

「はいはい。ま、俺に時間がないのは本当だし、ちょっとオーラ消して出かけてくる。夜には帰ってくるから、出迎えてね」Jは気を悪くした風もなく、微笑を浮かべたままそう言った。

「断る」秀一さんはとりつくしまもない。

disclosure6→←disclosure4



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.8/10 (55 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
119人がお気に入り
設定タグ:安室透 , 沖矢昴 , 名探偵コナン   
作品ジャンル:アニメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:まつり | 作成日時:2022年8月1日 15時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。