検索窓
今日:74 hit、昨日:105 hit、合計:102,707 hit

モーニングコーヒー1 ページ41

目が覚めると、いつものベッドで隣に秀一が眠っていた。

――私、いつから眠ってたっけ?――

どうやら全く覚えてないけれど、ドライブ中に眠って、そのままここに運ばれてきたみたい。
私は昨日の服を着たままだった。

それでも、久々にゆっくり眠ることに集中できたみたいで、元気が戻っているのを感じる。

秀一は寝息を立てている。でも、私が少しでも動いたら、この人は簡単に起きてしまう。ショートスリーパーの彼を一秒でも長く眠らせたい私は、もう一度目を閉じた。


そのうち、秀一が起きた気配を感じて改めて目を開ける。

「A、おはよう、よく眠れた?」

「おかげさまで。昨夜、運んでくれたんだよね? ごめんね。ありがとう」

秀一は瞳を細めて素敵な笑みを浮かべると、くしゃっと私の頭を撫でた。

「秀一もきちんと眠れてる?」

「実際に今、寝てただろう?」

秀一は、すぐそうやってはぐらかす。
彼がいつ横になったのかなんて、ずっと眠っていた私に確かめる術はない。
でも、意外といつもよりタバコの匂いがしないから本当にすぐに眠ったのかもしれない。

――そうだといいなあ――

私はあきらめて、右隣に寝ている秀一の向こう、ベッドサイドにおいてある腕時計に手を伸ばした。

時刻は朝の8時前。普通の人なら起きて会社に向かっている時間。
――いや、今日は違うわね。日曜日だから――

モーニングコーヒー2→←愛しい恋人3―赤井side―



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.3/10 (55 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
178人がお気に入り
設定タグ:赤井秀一 , 名探偵コナン , 沖矢昴   
作品ジャンル:アニメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:まつり | 作成日時:2022年5月13日 17時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。