code-blue〜独りにしない〜

決意６ ページ40

横峯side

百合ちゃんという女の子が運ばれてきたとき碧海先生の様子がおかしいことに気づいた。

ストレッチャーの柵を握り百合ちゃんの名前を呼び続けている。初療室に戻ったあとも処置をしようとする私や灰谷先生、看護師を寄せつけず処置をしようにも手がつけられない。

横「灰谷先生、藍沢先生は？」
灰「今オペ室に入ってるよ」
横「じゃあ緋山先生と白石先生呼んで」
灰「わかった」


碧「百合っ」

狂ったように叫び続ける碧海先生を押さえつけると激しく抵抗される。

そこへ緋山先生と白石先生が入ってきた。この光景に唖然としてしばらく立ち尽くしていたがすぐに我に帰り女の子の処置にとりかかる。

緋「私やるからいいよ」

緋山先生は碧海先生をなだめるのを変わってくれた。

白「……百合ちゃん」

横「白石先生この女の子ご存じなんですか？」

白「碧海先生の娘さんだよ」


横「えっ……」

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