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碧「はぁ。金松と離婚したのは二年半前だから百合が6ヶ月のとき」
緋「なんで離婚しちゃったのよ。いい人だったじゃない」
碧「私ね早産だったの。百合も2000グラムあるかないかぐらいでNICUに入ってて私もさ低出生体重児でNICUに入ってたから責任感じちゃって、百合に付きっきりで金松の相手全然してやれなかった。百合の体調が悪ければ八つ当たりもしちゃったし。まぁ決め手はさ喧嘩なんだよね。百合のことで私が思い詰めちゃってとうとう金松に愛想つかされたんだよ」
私はグラスのなかのワインの一口含んだ。
白「そっか……今二人なの?」
碧「いや、私のお母さんと3人」
寝息をたてて眠った百合を藍沢の向かい側のソファーに寝かせる。
藍「可愛いな」
碧「……最近金松に似てきた」
藍「お前に似てる」
碧「えっ?」
藍「それより聞きたいことがある」
私は真剣な藍沢の顔を見て藍沢の真正面に座った。
藍「明日、検査しろ」
碧「はっ?なんのこと?」
藍沢はピスタチオの殻を積み上げる作業をやめ眼差しをこちらに向ける。
藍「シアンのときお前の服が乱れていた。シアンの影響で息苦しかったから胸を押さえていたとはいえ、強く押さえすぎだ。胸痛があったんじゃないか?意識がとぶほどの」
あぁあのときの事か。
碧「私生まれたとき肺動脈弁狭窄症で大したことなかったから日常生活に支障はないんだけどそれでも過度な運動とかで心臓にストレスかかると発作起こすんだよ。最近なかったから心配してなかったんだけど。シアンで酸素吸えなくなって軽いパニック起こしてたんじゃないかな。一応検査は受けてみる予定だよ」
藍「そうか。ならいい」
藍沢の携帯が着信音をたて藍沢は外へ出ていった。
碧「私もう帰るね。百合ももう寝ちゃってるし」
緋山は完全に酔っているのか、何かよく分からないことでわめいている。
白「じゃあまた明日ね」
百合を抱えて外に出ると綺麗な夜空が広がっていた。
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ナオ(プロフ) - この作品夢主と藍沢先生は結ばれるの? (2019年9月19日 20時) (レス) id: a9e4616003 (このIDを非表示/違反報告)
うたプリ大好き?(プロフ) - 続き気になってます この作品はもう更新されないのでしょうか? (2019年8月27日 3時) (レス) id: 48370e286a (このIDを非表示/違反報告)
真衣(プロフ) - 読んでみて面白かったです。更新がんばってください!応援してます! (2018年4月26日 16時) (レス) id: 984f627d8c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:まつり | 作成日時:2018年1月14日 11時