大切６ ページ23
連絡を聞き初療室に飛び込むと白石とフェローが先に緊急開腹を始めようとしていた。私も準備を始める。
緋「奥さんの目の前で飛び降りるとかサイテーだね。メス」
手にメスが渡され秋本さんのお腹を開けると中から血が溢れてきた。そこへ藍沢が駆け込んでくる。
藍「どうした？」
白「渡り廊下から飛び降りた。奥さんの目の前で」
藍「白石、心停止しそうになったら言ってくれ」
白「分かった」
溢れかえる血に藍沢の手が一瞬止まったがまたすぐに動き出す。
灰「吸引が間に合いません！」
緋「手で掻き出すの！」
効率よく動いてくれない灰谷に思わず声をあらげてしまう。
藍「……あった。肝臓の破裂だ」
肝臓もやってるのか……。
緋「小腸もやってる」
モニターをちらりと確認すると今だ頻脈のままだ。
藍沢がサテンスキーを受け取ろうと片手を離したとき肝臓から再び血が溢れてきた。
藍「ひとまず大きく肝縫合しよう」
その声を聞きこちらも小腸の縫合に取りかかる。がしかし出血は止まらない。
藍「体温は？」
白「35度。ベースエクセスマイナス８」
それを聞いて私と藍沢、白石は目を合わせて頷いた。
藍「ガーゼあるだけくれ。ダメージコントロールだ」
フェローたちがキョトンとしているのが伝わってきた。
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ナオ(プロフ) - この作品夢主と藍沢先生は結ばれるの？ (2019年9月19日 20時) (
レス) id: a9e4616003 (このIDを非表示/違反報告)
うたプリ大好き?(プロフ) - 続き気になってます この作品はもう更新されないのでしょうか？ (2019年8月27日 3時) (レス) id: 48370e286a (このIDを非表示/違反報告)
真衣(プロフ) - 読んでみて面白かったです。更新がんばってください！応援してます！ (2018年4月26日 16時) (レス) id: 984f627d8c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まつり | 作成日時：2018年1月14日 11時
