151. 他の秘密 ページ10
あれから、私たちは今は心を鍛え 育てる時期だ、とウイングさんに言われた。
燃を学びたければ、まずは点を極めることのみに励め、とも言われた。
点を修めれば、相手の気迫に圧されることもなくなるらしい。
っていうか、点のやり方がイマイチよく分からないんだけど……。
……まぁいいや。あとでもう一回詳しく聞きに行こう。
で、今日は最も大事なことがあるんだ。1分1秒たりとも遅れちゃいけない！
実は今日、夜8時から とある24時間営業カフェで 個数限定のプリンが発売される。
超高級卵を使った、超絶美味しいと呼ばれる最高級のプリン……！ ぜひとも食べたい！
プリンが特別好きってわけじゃないんだけど、個数限定 とか 最高級 とか言われると、
どうしても手に入れて 食べたくなるんだよね。あと、期間限定 とかいう言葉にも弱い。
なんて考えていると「ウソ！？」というゴンの声が聞こえた。
どうしたどうした、誰がウソついたの！？
キルア「話はもっともらしいし、現にウイングの力も本物だとは思うけど」
……あぁ、さっきの四大行のことか。っていうか、本物だと思うのにウソだとも思うの？
ちょっと矛盾してるような……。
キルアの話を詳しく聞くと、ズシ君の打たれ強さは 意志の強さとかいうレベルを越えていたらしい。
最後にキルアはついに本気を出しちゃったらしいけど、最後まで倒れなかったんだって。
キルアは 絶対に他に秘密がある、と睨んでいた。
うーん……、他に秘密、か。……私にはよく分からないや。
とにかく プリン買った後もう一回ウイングさん所に行こうと思ってたから、
その時に ちょっと探りをいれてみようかな。
あ、そうだ。ゴンとキルアに先に帰っててって言っておかなきゃ。
A「私、ちょっと用事があるから先に天空闘技場に帰ってて！」
ゴン「え、どうしたの？」
A「んー、まぁちょっとね。……じゃあ また明日ね！」
私は詳しいことは言わずに、プリンが発売されるカフェに向かって駆け出した。
腕時計を見てみると、もう7時55分だった。……大丈夫、全力で走れば何とか間に合う！
もし5個あったら、ゴンとキルアとズシ君とウイングさんの分も買って行こう。
……まぁ、もしあったら……、の話だけれども。
私はそんなことを考えつつも、カフェに向かって全力疾走していた。
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Schiff(プロフ) - チヒロさん» コメントありがとうございます！ おまたせいたしました！ (2015年10月12日 12時) (
レス) id: 5a7ea2af23 (このIDを非表示/違反報告)
チヒロ(プロフ) - 待ってます(｡+･`ω･´)ｷﾘｯ (2015年10月5日 17時) (レス) id: f0e9a1a954 (このIDを非表示/違反報告)
Schiff(プロフ) - チヒロさん» ありがとうございます！ 楽しんで頂けてるなら幸いです！ (2015年8月29日 13時) (レス) id: 70f9e0d648 (このIDを非表示/違反報告)
チヒロ(プロフ) - おもしろいですね！昨日から見させていただいてますけど、おもしろい！楽しませていただいてます！更新頑張ってください！楽しみにしてます！ (2015年8月28日 12時) (レス) id: f0e9a1a954 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Schiff | 作成日時：2015年8月23日 11時
