185. チョコロボ君とプリン ページ44
眼鏡にいさんはレジの奥の部屋に行くと、チョコロボ君とプリンを1つずつ持ってきてくれた。
A「なんで、これ……」
「プリンとチョコロボ君、好きなので。休憩時間に買ってるんです」
ほおぉ、なるほど。
やっぱりお菓子って老若男女問わずに好まれてるよね！
っていうかギャップ萌え！
こういう丁寧そうな人がチョコロボ君とプリン好きとか、なんかイイね！
A「……でも、いいんですか？ めがn……、……おにいさん、好きだから買ってるんでしょ？」
「……お客様なので」
すごいな……、私だったら持ってたとしても隠し通すよ、たぶん。
……私、働くの向いてないのかな。
笑顔は得意なつもりなんだけどねー。……つもり……だけど。
「……あ、開けてないので問題ありませんよ」
開けてるとか開けてないとかは関係なi……いや、関係あるけど。
今ここで言う！？ 重要なことだけどさ。
「買わないなら、別に良いですが」
A「え！？ 買います！」
眼鏡にいさんはプリンとチョコロボ君を直そうとしていたから、私は急いで財布を出した。
A「えっと……、おいくらですか？」
「2点で270ジェニーです」
270ジェニー、270ジェニー……。
お、ちょうど細かいのいっぱいある。これ消化しちゃおう。
私が270ジェニーちょうどをレジの所に置くと、眼鏡にいさんはすばやくお金を数え出した。
「ちょうどですね。レシートは……」
A「あ、いりません。レジ袋も大丈夫です」
ショルダーバッグあるしね。レジ袋も限りあるものですから！
私は、テープを貼ってもらったプリンとチョコロボ君をショルダーバッグに入れると、
眼鏡にいさんに会釈してコンビニを出た。
またこのコンビニ入った時に、眼鏡にいさんがいたらプリンとチョコロボ君渡そ。
今日、眼鏡にいさんはプリンとチョコロボ君食べられないわけだしね。
そう思いながら、さっき買ったチョコロボ君を開けて一粒口に含んだ。
うまし。
これだよ！ ずっと私が求めていたのは！
満足感に満ちながら暗くて静かな夜道をスキップし、自作の歌を歌いながら天空闘技場へ向かった。
周りの人に見られたら絶対変な人だと思われる……けど、こんな夜中に人なんかいないよね。
……大丈夫だ！
_____あのコンビニのチョコロボ君とプリンは、キルアと何時ぞやの黒髪オールバックが
ドカ買いしたから売り切れたという真実は、知る由もないのである_____。
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Schiff(プロフ) - チヒロさん» コメントありがとうございます！ おまたせいたしました！ (2015年10月12日 12時) (
レス) id: 5a7ea2af23 (このIDを非表示/違反報告)
チヒロ(プロフ) - 待ってます(｡+･`ω･´)ｷﾘｯ (2015年10月5日 17時) (レス) id: f0e9a1a954 (このIDを非表示/違反報告)
Schiff(プロフ) - チヒロさん» ありがとうございます！ 楽しんで頂けてるなら幸いです！ (2015年8月29日 13時) (レス) id: 70f9e0d648 (このIDを非表示/違反報告)
チヒロ(プロフ) - おもしろいですね！昨日から見させていただいてますけど、おもしろい！楽しませていただいてます！更新頑張ってください！楽しみにしてます！ (2015年8月28日 12時) (レス) id: f0e9a1a954 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Schiff | 作成日時：2015年8月23日 11時
