172. 無意識って怖い ページ32
シルバ「_____あぁ、頼んだぞ」
只今、シルバさんが執事室に電話をしてくれている。
私のために……!
暫く話した後、シルバさんは携帯の通話状態を切ると、私に向かって話し出した。
シルバ「今、執事で空いてる者がいないらしい。だから見習い執事がここまで来てくれるそうだ」
A「分かりました。ありがとうございます!」
シルバ「ああ。……じゃあ俺はここで……」
……え!? シルバさん行っちゃうの!?
どうしよう、ここでキキョウさんに会っちゃったら間違いなく殺される。
シルバさんがいたら私の事簡単に殺せないはずだし、
その見習い執事さんが来るまでは一緒にいて欲しいんだけど……。
なんて考えるより先に体が動いていて、シルバさんの腕を掴んでいた。
A「……あの……、執事さんが来るまで一緒にいてくれませんか……?」
シルバ「……」
……分かってる! 私のワガママだってこと!
シルバさんだって、いろいろ仕事とか用事とかあると思う。迷惑だって分かってるよ!
だけど、だけど……! ここで1人で、殺されちゃうかもしれない状況なんて耐えられない。
A「……ダメですか?」
もしダメだって言われたら、土下座してでも側にいてくれって頼もう。
恥? そんなものは今は捨てる! 大事なのは、一瞬の恥より一生の命の方だあぁぁぁ!
そんな感じで、私は熱い決意をしていたわけだけど、シルバさんは「分かった」と、
案外あっさりと私の側にいてくれる事になった。
よっしゃ、これでもう土下座しなくて済む! シルバさんありがとうございます!
一回、たくさんの人がいる前でヒソカに土下座した事があるけど、
別に人前で土下座するのが好きってわけじゃないんだよ!
あれは、成り行きっていうか……、不可抗力というか……。
……だから趣味ってわけじゃないんだよ! 興奮なんてしないよ!
シルバ「そういえば、どうして此処にいるんだ?」
A「……あっ、私ですか?」
シルバさんは小さく頷く。
私しか近くにいないんだから、聞き返す必要なかったんじゃ……。
まあいいや。確認とか大事だもんね!
ってか、シルバさん呼び止めた時に地味にアルカの あの可愛い仕草しちゃってたよね。
引かれてなさそうだったから良かったものの……、無意識って怖い!
……んで、シルバさんの質問なんだっけ。
…………あ、そうそう! 何で此処にいるのか、だった。
A「えーと、それはですね______」
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Schiff(プロフ) - チヒロさん» コメントありがとうございます! おまたせいたしました! (2015年10月12日 12時) (レス) id: 5a7ea2af23 (このIDを非表示/違反報告)
チヒロ(プロフ) - 待ってます(。+・`ω・´)キリッ (2015年10月5日 17時) (レス) id: f0e9a1a954 (このIDを非表示/違反報告)
Schiff(プロフ) - チヒロさん» ありがとうございます! 楽しんで頂けてるなら幸いです! (2015年8月29日 13時) (レス) id: 70f9e0d648 (このIDを非表示/違反報告)
チヒロ(プロフ) - おもしろいですね!昨日から見させていただいてますけど、おもしろい!楽しませていただいてます!更新頑張ってください!楽しみにしてます! (2015年8月28日 12時) (レス) id: f0e9a1a954 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Schiff | 作成日時:2015年8月23日 11時