164. 嫌な予感的中 ページ24
やったね私！ とか思っていると、キキョウさんの話がひと段落ついたようで、
息を荒げながら私の方を見つめていた。
ごめんなさい、途中から全然聞いてなかった。なんて言ってたのか全くわかんない。
キキョウ「……ふぅ、お分かり？ この際だからはっきり言うけど、つまりあなたは邪魔なのよ」
じゃ、邪魔……！？
こんなにはっきり言われると、さすがに傷つくよ！ ひどいよ、キキョウさんめ！
私がショックを受けている身も関わらず、キキョウさんは淡々と続けた。
キキョウ「というわけで、あなたには死んで貰います」
A「……は、い？」
え、なんて！？
思わず素で「は？」って言いそうになっちゃったよ。
まあ、それは失礼だから「はい？」ってなるようにしたけどね！
一瞬詰まっちゃったけど……。大丈夫だろう、多分！
死んで貰います、って聞こえたけど、聞き間違いかもしれないし。
暗殺一家の人だとしても、そんな事軽々しく言わないよね。……言わないよね！？
確認してみよっと。誤解したままだったらダメだし。
A「あの、もう一度……」
キキョウ「あなたには死んで貰います」
……。
き、聞き間違いじゃないっぽい……。
はっきり『あなたには死んで貰います』って聞こえた。
……よし、そうと決まれば……
A「……逃げろ！」
私はそう叫んで暗い廊下を猛ダッシュした。
こういう時は逃げるが勝ちなんだよ！
っていうか、イルミの部屋で嫌な予感がしたのって これのことだったんじゃ！？
嫌な予感的中だよ！ 凄いなわたs…「うっわあ！？」
び、びっくりした、なに今の！
私は驚いてしまって、考え事してる途中だというのに叫んでしまっていた。
なぜかと言うと、何処からともなく光線のようなものが飛んできたからだった。
一瞬だったけど、何か殺気のようなものを感じて咄嗟に左側に避けてみて正解だった。
腕に光線が掠ったんだけど、やばいことになってるから。
パーカーは、光線が当たったところがズタズタに破れていて、
掠った腕からは、その当たったところが火傷したみたいに赤くなっていた。
しかも結構痛い。これ、左に避けてなかったら普通に心臓貫かれて死んじゃってたと思う。
っていうかこれヤバくない！？ たぶんだけど、キキョウさんがやってきたんだよね？
私はそれを確認するために、後ろを振り返って見てみた。
振り返った時、その意外な光景に私は息を呑んだ。
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Schiff(プロフ) - チヒロさん» コメントありがとうございます！ おまたせいたしました！ (2015年10月12日 12時) (
レス) id: 5a7ea2af23 (このIDを非表示/違反報告)
チヒロ(プロフ) - 待ってます(｡+･`ω･´)ｷﾘｯ (2015年10月5日 17時) (レス) id: f0e9a1a954 (このIDを非表示/違反報告)
Schiff(プロフ) - チヒロさん» ありがとうございます！ 楽しんで頂けてるなら幸いです！ (2015年8月29日 13時) (レス) id: 70f9e0d648 (このIDを非表示/違反報告)
チヒロ(プロフ) - おもしろいですね！昨日から見させていただいてますけど、おもしろい！楽しませていただいてます！更新頑張ってください！楽しみにしてます！ (2015年8月28日 12時) (レス) id: f0e9a1a954 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Schiff | 作成日時：2015年8月23日 11時
