158. 癖 ページ18
イルミ「……さて、と。これでよし」
A「よくないよ！？」
……えーと、こんばんは。只今超絶ヤバスな状況になっております。
状況を簡潔に言うと、イルミは私を部屋に連れ込むなり椅子に縛り付けて来た、って感じかな。
あ、なんかちょっとえっちだ。部屋に連れ込む、とか縛り付ける、とか。
……って、そんな事考えてる場合じゃないよ。
何この状況は！
なんで私は縛り付けられなきゃいけない事になってんの！？
これじゃいざという時逃げられない。しかもキツく縛られ過ぎて痛いし。
A「縛り付ける意味はどこに……ハッ、もしかして趣味…「じゃないから」……デスヨネー」
イルミは断言したあと、部屋の壁の方にあった机に向かって行った。
……よくよく見てみると、けっこう部屋 普通っぽいんだなー。
もっと禍々しい部屋かと思ってt……、いや、想像したことなかった気がする。
……っていうか、もし縛るのが趣味だったらどうしよう、って思ってたから良かった。
でも趣味はその人の自由だもんね。趣味とは個性だ！
私は特にないんだよね、趣味。なんか見つけないと……じゃなくて！
今は何で私がこんなにガッチリ縛られてるのかってことだよ！
自分の命を守るためにも、この大変な時に呑気なこと考える癖直さなきゃ……。
……しっかし、なんか前にも似た状況にあったことあったような……。いつだっけ？
うーんと……。
首を捻っていると、イルミの方から何か金属類の音が聞こえた。
もしかして拷問道具とか！？
この前ゼノさんにされたみたいな手枷だったら、私もう筋肉痛で腕がヤヴァイ事になるよ！？
あれも拷問器具の1つって言っても過言ではないよ！
……ん？ ゼノさん？
A「あーっ！」
そうだそうだ、思い出したよ！ ゼノさんと初めて会った時もこんな状況だった！
私が思いっきり縛られてるのにも関わらず普通に話しかけて来た時にはびっくりしたっけ。
思い出(？)に浸っていると、イルミが無表情で私の事をジーッと見つめてる事に気がついた。
あらやだ、なんか怖い。
イルミは小さくため息を吐くと、針を持って私の方に歩み寄って来る。
なになになに。ちょっと怖いです。
急に叫んで悪かったけどさ。針持って近付かないで。話せば分かるからあぁぁ！
私は問答無用で殺される覚悟をしていたけど、次にイルミが発した言葉は意外な事だった。
イルミ「ねえ、あれって何の話なの？」
A「……は？」
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Schiff(プロフ) - チヒロさん» コメントありがとうございます！ おまたせいたしました！ (2015年10月12日 12時) (
レス) id: 5a7ea2af23 (このIDを非表示/違反報告)
チヒロ(プロフ) - 待ってます(｡+･`ω･´)ｷﾘｯ (2015年10月5日 17時) (レス) id: f0e9a1a954 (このIDを非表示/違反報告)
Schiff(プロフ) - チヒロさん» ありがとうございます！ 楽しんで頂けてるなら幸いです！ (2015年8月29日 13時) (レス) id: 70f9e0d648 (このIDを非表示/違反報告)
チヒロ(プロフ) - おもしろいですね！昨日から見させていただいてますけど、おもしろい！楽しませていただいてます！更新頑張ってください！楽しみにしてます！ (2015年8月28日 12時) (レス) id: f0e9a1a954 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Schiff | 作成日時：2015年8月23日 11時
