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碧海「Aさん、これ洗濯お願いします。」
「はい。」
鶴房「腹減った〜今日はチャーハン食いたい気分。」
「わかりました。」
木全「Aさんこれとこれどっちがいい？」
「どちらもいいと思いますよ。」
あれから１ヶ月。みんな、彼女と上手くやっていると思う。未だに距離は縮まらないけど、縮める必要はないし、彼女の色々を知る必要も全くない。
「Aさん、あとで練習室まで送ってくれない？」
「わかりました。何時頃ですか？」
「20時くらいで大丈夫。22時までは自主練したいから、それくらいに迎え来てもらえたら助かるかも。」
「大丈夫です。」
ありがと、とにっこり笑う蓮くん。
興味なんてないけど、あの日蓮くんが彼女に向けた微笑みがどうしても気になっていた俺は、2人の元へさりげなく歩いて行った。
「自主練するんすか？」
「うん、少しだけやる。」
「俺もしよかな〜。」
伸びをしながら彼をチラッと見ると、優しい蓮くんも断りたい雰囲気で頭を掻いた。
「ひとりの方が集中出来るかも、今日。」
「Aさんと2人きりは安心出来ないんで。」
彼女が目の前にいることは承知の上。嫌味のように言った俺に、彼女は表情を変えなかった。
「…わかった。」
渋々了承した蓮くんが彼女に、ごめん、と手を合わせているのが少しだけ見えた。
木全「Aさんって、AIみたいじゃないですか？」
河野「…まあ、AIっていうか、アレクサやろ。」
何かを頼めば、嫌がることなくやってくれる。けどその中身の考えや、奥の奥を知ることは出来ない。
淡々と言われた通りに碧海の練習着を洗濯機に運ぶAさんに近付いて、俺は目の前に立った。
「なあ。」
仁王立ちする俺を見上げる彼女と、何事かとこちらに視線を送るメンバー。意地悪をするつもりは更々無かったけれど、何となく申し訳無くなってその場を退いた。
「洗濯したら、ご飯作ります。」
俺はたぶん、メンバーの中でたったひとり、彼女を認めていないんだと思う。なぜ受け入れられないのか、なぜ認められないのか。その理由は分からないけど、これから上を目指していく俺たちにとって彼女が邪魔になりそうで嫌だったのは確だ。
「純喜行くよー。」
「はーい！」
蓮くんに呼ばれて、俺は急いで部屋を出る。マンションの下に用意された車の後部座席に乗り込んで、真剣に運転する彼女をそこから見守った。
この時はまだ、これから知る事になる彼女の本当の姿を、想像もしていなかった。
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ゆんこ(プロフ) - 最後あたりの翔也くんにとてもキュンキュンしました (2023年3月27日 21時) (
レス) id: a4539225cc (このIDを非表示/違反報告)
マツ子(プロフ) - ペンバタ。@くれふぁん所属さん» 教えていただきありがとうございます！早急に対応させていただきました。 (2022年10月19日 11時) (レス) id: 67e955b2fa (このIDを非表示/違反報告)
ペンバタ。@くれふぁん所属(プロフ) - コメント失礼します。オlリlフlラついてますよ！違反になってしまうので、外してくださいね。これからも応援してます…！ (2022年10月19日 7時) (レス) id: 7507a04f20 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：マツ子 | 作成日時：2022年10月18日 22時
