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鶴房「ほな、俺たちと同い年なんやな。」
初めて聞いた、Aさんの年齢。彼女は終始ニコニコしていて、昨日までの表情がいかに暗かったかを感じさせられる。
急に、どうして？
それがもし純喜くんのお陰だとしたら、やっぱりすごく嫌だった。
「ねぇ、僕、Aちゃんって呼びたい。」
キッチンでお茶を淹れる彼女について行って、リビングの３人に聞こえないようにそう言った。すると彼女は優しい笑顔のまま、チラッと僕の方を向く。
「全然いいですよ、同い年ですし。」
「僕のことも、翔也って呼んでほしいな。」
「それは…」
明らかに困った顔のAさん。笑顔もそうだけど、初めて見るようなその顔がもっと見たくて、僕は少しだけ距離を詰めた。
「じゃあ、翔也くんでもいいよ。」
「…怒られないですかね？」
「怒られたら、僕が呼ばせてるって言う！」
僕の熱意に負けた彼女は、「わかりました」と頷いた。
そのまま少しだけお喋りしていると、玄関が開いてワイワイと声がした。リビングに向かうと、帰ってきたばかりのメンバーたちがゲームをしている碧海たちの周りに集まっていた。
「おかえりなさい。」
Aちゃんがそう言うと、メンバーたちが振り返る。そして、汐恩がそのまま思い出したように口を開いた。
鶴房「Aさんがめっちゃ普通やねん。」
豆原「普通って、どんな風に普通なんですか？」
鶴房「俺らとゲームして笑ってんねん。」
大平「しかもめっちゃゲームうまくてビビる」
振り返って彼女を見ると、いやいや、と笑いながら謙遜していた。その姿を見た純喜くんが、僕を無視して彼女の前に立つ。
「なんかあったん？」
「…まぁ、ちょっと。頑張ろうと思って。」
「ん、そっか。」
チラッと僕を見た純喜くんは、どこか勝ち誇ったような。そんな顔をした。昨日と同じ、「俺のもの」みたいな、そう言う顔。
ムカつく。
「お茶淹れますね。」
戻っていく純喜くんに続いて、僕もリビングに戻った。汐恩や碧海は、Aちゃんが僕らと同い年だったこと、韓国で練習生の経験があること、その他にも色々なことをメンバーに教えていた。
川尻「俺は知っとったんやけどね。」
河野「俺も知ってた〜。」
木全「…僕も知ってた。」
決して、純喜くんと拗れたい訳じゃない。けど、彼女のことに関しては、どうしても負けたくない。
純喜くんはAちゃんをどう思っているんだろう。
もし、僕と同じ気持ちだとしたら。Aちゃんは、どう思う？
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ゆんこ(プロフ) - 最後あたりの翔也くんにとてもキュンキュンしました (2023年3月27日 21時) (
レス) id: a4539225cc (このIDを非表示/違反報告)
マツ子(プロフ) - ペンバタ。@くれふぁん所属さん» 教えていただきありがとうございます！早急に対応させていただきました。 (2022年10月19日 11時) (レス) id: 67e955b2fa (このIDを非表示/違反報告)
ペンバタ。@くれふぁん所属(プロフ) - コメント失礼します。オlリlフlラついてますよ！違反になってしまうので、外してくださいね。これからも応援してます…！ (2022年10月19日 7時) (レス) id: 7507a04f20 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：マツ子 | 作成日時：2022年10月18日 22時
