食堂のおばちゃんの段 ページ26
みんながランチを終えて居なくなる。
夕食の時間が近づくと、食堂のおばちゃんはAに声を掛けた。
「さっき使っていたから、大丈夫だと思うけど念の為説明するわね。」
おばちゃんは調理器具や材料の場所などを事細かに説明した。
「こんなもんかしらね。」
「大体分かりました。」
「じゃあ、夕飯の支度をしましょうか。」
おばちゃんの指示の元、Aはてきぱきと手伝いをする。
Aがあまりにも良く働くので、食堂のおばちゃんは上機嫌である。
それは忍たま達から見ても分かるようで、夕食の為に訪れる生徒達は皆おばちゃんに声をかける。
声をかけられる度に、おばちゃんはAを紹介し、Aにその生徒達を紹介する。
少しして、乱太郎達三人組が来た。
乱太郎が二人にひそひそと囁く。
「食堂のおばちゃん、なんだかいつもより凄く嬉しそう。」
「きっとAさんが居るからだな。」
きり丸が食堂のおばちゃんとAを見て答える。
「うん、きっとそうだよ。」
しんベヱが頷く。
三人に気づいたAが話しかける。
「何にする？」
三人はそれぞれ注文してテーブルに着いた。
Aとおばちゃんを目で追う。
「Aさん、本当によく働くよね。何処でなんの仕事してたんだろう。」
乱太郎がうわ言のように呟く。
「あぁ、それは。」
きり丸が何か言いかけて口を噤む。
「きりちゃん知ってるの？」
「教えてよ。」
乱太郎としんベヱがきり丸を問い詰める。
きり丸は誤魔化すように手を振って笑う。
「いやぁ、それは、多分料亭とかじゃねぇか？料理上手いし。」
「やっぱりそうなのかな？」
乱太郎としんベヱが首を傾げるときり丸は胸を撫で下ろし、大きく息をついた。
きり丸side━━━━━━━━━━━━━━━
あっぶねー。
危うくAさんの仕事を教えちまうところだった。
乱太郎達はAさんの仕事について話し出した。
俺が知ってる事、気づかれなくて良かったぁ。
Aさんの仕事、あんまり言いふらして良いもんでは無さそうだから、言わないようにしないと。
いや、別に俺に教えるくらいだから、言ってもいいのかもは知れないけど。
なんか秘密にしておきたい。
食堂のおばちゃんside━━━━━━━━━━━
Aちゃん、本当によく働いてくれるわ。
これであたしの仕事も大分楽になっちゃう。
本当にありがたいわね。
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駿河 - はるき (2023年2月21日 10時) (
レス) @page2 id: d099db8a14 (このIDを非表示/違反報告)
スイちゃんのご友人のご友人 - 更新待機 面白かったです三c⌒っ.ω.)っ ｼｭｰｯ (2023年2月3日 23時) (レス) @page34 id: 5ad601e96f (このIDを非表示/違反報告)
スイちゃんですよ〜☆ - 小松田 女主てぇてぇ眺めておきたい、更新できたら、お願いします！(^^ω) (2023年1月24日 12時) (レス) @page34 id: 888b3d648c (このIDを非表示/違反報告)
莉ぃ兎 - はい！三次元のリア充は爆発させたくなりますwww私は腐ってますww多分。←ゆりなです。 (2019年4月29日 17時) (レス) id: 8f6b5d85cc (このIDを非表示/違反報告)
冷奴(プロフ) - ゆりなさん» 私は男女のリア充は爆発させたくなりますねwかと言って腐ってるわけでも無いのですが。多分w (2019年4月28日 11時) (レス) id: 97749a7a82 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：冷奴 | 作成日時：2019年1月12日 17時
