その光が指すのは…

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桐｢だって、理由あんねやろ？それがいじめていい原因にはならんわ｣


驚いた。この格好でおる事を肯定してくれたことに


桐｢それよりAくん、家どこ？もう暗なってるし送るわ｣


貴｢え、でも…｣


桐｢遠慮すんなって、お母さんも心配するやろ？｣


多分あっくんは善意で言ったんやろな。けど、俺が家に帰りたくない理由は母やから、その言葉がやけに苦しかってん。


貴｢…お母さんは心配せんよ｣


桐｢なんでぇな？そんなことないやろ？｣


そんなことあんねん。

だって…


貴｢…だって、お母さんが心配してんのはみゆうやから｣

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