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「商品券くれるんでしょう！？」
「一万円分の！！」
「爆弾騒ぎのお詫びにって！」
貴「えっ、それ本当ですか！？」
コ「僕がついた嘘だよ…」
淡い希望が一瞬にして砕け散った。いつ間にか私の隣にちょこんと立ち、ジト目を向けているコナンくんの手によって。
だって一万円分の商品券だよ？欲しいよ、普通に。
コ「Aさん、来て」
貴「えぇ…ジョディさん探さないといけないんだけど」
コ「いいから」
そう言い、コナンくんは私の手を掴む。
コナンくんが大声で「爆弾騒ぎのお詫びに商品券一万円分配ってるんだってー！」と騒いだせいで、帰っていた客達が一気に逆流。その際にジョディさんを見失ってしまった。
まぁ、客達を避難させる為だ。致し方ない。
貴「もしかして火傷の男に会った？」
コ「ううん、僕は会ってない
けどあのフロアにいたらしいんだ」
貴「うん、いたねぇ」
ケロリと言う私にコナンくんは「Aさん見たの！？」と驚いている。たまたま客のテレビ電話に映ってた事を伝えると、顔色を変えた。
コ「何でAさんはそんなに冷静なの！？
奴らがすぐそばにいたのに！」
大声を出したせいで息を切らすコナンくん。
コナンくんと同じ目線の高さに合わせてしゃがみ「コナンくん、深呼吸しようか」と言えばコナンくんは自分が冷静でない事に気づいたらしい。
コ「……ごめんなさい…」
貴「気にしないで」
私の手を繋ぎながらしゅんとするコナンくん。可愛い。
グシャグシャと乱暴に頭を撫でてやると、わっ、何！？と乱れた髪を整えながら私を見た。
貴「ほーら、蘭ちゃんが来たよ
お得意の猫かぶりしなきゃ」
エレベーターから姿を現した蘭ちゃんを指さしながら、からかうように言ってやるとコナンくんは眉を下げて笑ってくれた。やっぱり子どもは笑顔が一番だ。
……あ、そろそろジョディさん探さないと。
貴「じゃ、またね」
コ「あっ、ちょっと待って！！」
繋がれている手を離そうとするとギュッと強く握られた。
コ「Aさんの連絡先教えて？」
赤井さんの事とか、いざと言う時の為に教えて！お願い！とせがむコナンくん。私にハニートラップを仕掛けるとは相変わらずいい度胸してるな。
………結局子どもに弱い私は「重要な時以外かけないこと」を条件に連絡先を教えた。
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小雪(プロフ) - 夏樹さん» 初めまして！BBちゃん可愛いですよねー！ムーンキャンサー欲しいですけど巌窟王ほしい…！来年復刻くるのを願いましょう…！（笑）続編作りましたのでそちらも見ていただければ嬉しいです！！ (2018年8月24日 13時) (
レス) id: 46ba2c9208 (このIDを非表示/違反報告)
夏樹(プロフ) - 初めてまして。私はBB推しなのですがメイヴ様2枚だけでしたよ。更新楽しみにしております。 (2018年8月24日 13時) (レス) id: 38b3a28175 (このIDを非表示/違反報告)
小雪(プロフ) - りんごさん» 例のエンディングの安室さんの寂しげな背中を見て「ポアロで安室さんを幸せにしたい！！！」という謎の使命感にかられて書きました（笑）ほっこりしていただけて嬉しいです！更新頑張ります！！ (2018年8月23日 16時) (レス) id: 46ba2c9208 (このIDを非表示/違反報告)
りんご - 仲が良いですね〜 見ててほっこりします笑 更新頑張ってください！ (2018年8月23日 10時) (レス) id: 0d67710dc7 (このIDを非表示/違反報告)
小雪(プロフ) - 純白さん» リクエストありがとうございます。そうなんですよねー…イチャイチャシーン私も書きたいです……次の本編が一段落して緋色シリーズが始まる前辺りに少し番外編でイチャイチャさせようかと思ってます！（笑）更新頑張らせていただきます！！ (2018年8月21日 11時) (レス) id: 46ba2c9208 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：小雪 | 作成日時：2018年7月18日 13時
