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松「帰っていいか」
萩「そう言わさんな！」
萩原とやって来たデパ地下はホワイトデー激戦区と化していた。何処も彼処もホワイトデー。三十路手前の警察官には縁遠い場所だ。というかガヤガヤうるせぇ。
萩「これなんてどうよ？」
萩原が手に取った物はキャンディだった。キャンディも良いがどうせ買うならあいつの好物の方が喜ぶだろう。
松「おい、チョコ売ってる店どこだ」
萩「お？チョコはこっちだったはず…」
萩原の案内でチョコレート専門店に着いた。甘ったるい匂いで気持ち悪くなりそうだ。種類もありすぎて選ぶのも面倒になってきた。
萩「あぁ、そう言えば永榮チョコ好きだったな」
松「特にオレンジピール入ってるやつな」
萩「あいつ毎日食ってたよな〜」
そんな俺達の会話を聞いていたのか、店員が声を掛けてきた。オレンジピール入りチョコレートが入っているセットが一つしかないようで、即決で決まって助かった。
松「じゃあそれで」
「ありがとうございます〜」
レジに移動するとレジ横にクッキーが置いてあった。
松「あ、これも」
それぞれに渡す様の袋を付けてもらい、萩原の視線を無視しながら会計を済ませた。萩原のあのニヤついた顔、ぜってー後で聞かれる。
萩「松田く〜ん
そのクッキーは誰にあげるのかな〜？」
松「うるせーな、ついでだよ」
萩「俺にか？」
松「んなわけねーだろ」
さっさとここから出ようと早足で出口を向かうと、聞いたことのある声が近くから聞こえた気がした。振り返るとそこにはよく知った顔があった。
高「あれ、松田さん！
何してるんですか、こんな所で」
松「お前こそ何してんだよ、高木」
聞いといてなんだが、ここで何をするって一つしかねーよな。
高「僕は佐藤さんにバレンタインのお返しを…」
少し顔を赤く染めて高木は言った。だよな、毎年渡してるもんな。……ん？この反応もしかしてこいつ…
高「松田さんは？」
松「…あぁ、俺は「彼女にプレゼント買ってたんだよな〜」」
てめぇ萩原！！の意を込めて俺が萩原の胸ぐらを掴んだ時、高木は目を丸くして驚いていた。高木はゲーセンの件でAの顔知っちまってるし…
バレたらAに怒られんの俺なんだぞ。そん時は次の飲み萩原の奢りにすっかんな、てめぇ。
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小雪(プロフ) - りんごさん» こんばんは！最近は一日一話更新するように心掛けてますので、一日一回りんごさんを発狂させられるように更新頑張ります！（笑） (2018年7月16日 23時) (
レス) id: 46ba2c9208 (このIDを非表示/違反報告)
りんご - こんにちは！何回見ても面白いですっ！！更新をみるたびに発狂するんですよ 笑((ﾌｫｫｫｫｯ!← これからも頑張ってください！ (2018年7月16日 17時) (レス) id: 0d67710dc7 (このIDを非表示/違反報告)
小雪(プロフ) - 海深さん» わー！嬉しいコメントありがとうございます！ご期待に添えるよう頑張ります！これからも見てやって下さいー！ (2018年7月16日 13時) (レス) id: 46ba2c9208 (このIDを非表示/違反報告)
海深 - いつもみてます！すごい面白かったです！これからも頑張ってください！！ (2018年7月16日 13時) (レス) id: 4e1fb3cea4 (このIDを非表示/違反報告)
小雪(プロフ) - 桜@ボードには低浮上さん» いつも読んでいただきありがとうございます！そう仰っていただけて嬉しいです！更新頑張らせていただきますー！ (2018年7月15日 23時) (レス) id: 46ba2c9208 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：小雪 | 作成日時：2018年2月26日 18時
