標的54 ページ8
まただ・・・・でもこの空間はきっと
「来たわね」
『・・・・ウィーネさん』
「ふふっ、今まで通りでいいのよ
ウィーネって・・・そう呼んで」
『・・・・うん、分かった』
「さて!あなたをここに呼んだのはある技を
あなたに習得してもらいたいから」
『ある技?』
「その技の名は《蝶の舞踊り》・・・・・実を言うとね
私は完成させる事が出来なかった技なの」
『ウィーネが完成させることが出来なかった技』
「私が考えて挑戦しようとしたんだけどね
あと一歩届かなかったんだよねぇ〜」
『そんな技を私が出来るんですか?』
「大丈夫よ、貴方なら出来るから・・・きっと」
『・・・・・ってかここで?』
「そう・・・・こ、こ、で!」
え?嘘でしょ?
『習得するまで目を覚めることは・・・無い?』
「だって・・・現実世界では喋れないし
貴方の前に現れる事も出来ないんだもん」
あっそうか、もう支える仕事は終わったんだ
だから現れる理由もない
『あぁ・・・・なるほど、分かりました』
「よしっ、それじゃあ始まるよ!」
『お、お願いします!』
こうして技の習得のための特訓がはじまった
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作者名:霊菜(元零菜優) | 作成日時:2022年9月10日 17時