30刑 Silk side. ページ32
貴方side.
シルク「…わりぃ。いきなりこんなこと言って」
「ううん！大丈夫…ただ、混乱…してて」
私はそう言って苦笑いする。
まさか呪いの鍵が歌声なんて。
私はそんなことも考えずに今まで歌っていたから…
母の影響だけで歌って来た毎日。
それが今…こんな形で役に立つとは思わなかった。
シルク「まあ徐々にでいいから。
夜遅くにごめんな、おやすみ…」
シルクさんはそう言ってニッと笑い私の横を通り過ぎた。私はそんな彼の袖を引っ張ってしまった。
シルク「！…」
「あ、いや…おやすみなさい」
私はそう言ってパッと離した。
自分でやったくせに顔が熱い。
もっと、いてほしい…そう思ってしまった。
夜が怖い、なんて口が裂けても言えない。
だって部屋も用意してもらって。
私のわがままに付き合ってもらう必要はないんだから。
シルク「…もっと、お話する？」
「！」
そんなシルクさんの声が上から聞こえパッと顔を上げた。
シルクさんの顔はとても優しい顔で微笑んで、でもどこか頬は赤く染まってた。
私はその言葉を聞いてパッと笑顔になる。
シルク「Aちゃんが良ければだけど」
「ううん、平気！いっぱいいろんな話聞きたい！」
私はそういい笑う。
シルクさんはそれに答えてくれるように微笑んだ。
_________
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__
Silk side.
俺の袖を掴んだAちゃんはとても不安そうな顔をしてて。
きっとこの前の夜の出来事が怖いのだろう。
そりゃそうだ。あんな思いをしたんだ。
女の子だしな…
俺はそんなAちゃんともう少しいることにした。誰かと一緒だったらきっと安心するはず。
にしても…
「シルクさん」
そのさん呼びには慣れねえな。
俺は苦笑いしながらAちゃんに話かけた。
シルク「シルク、って言って。
言いにくいだろ？シルクさんって」
俺はそうニカッと笑い手すりに肘をつけAの顔を見る。
そんな俺にキョトンとするAちゃん。
「でも…」
シルク「まあ無理にとは言わないけど」
俺はそういいケラケラ笑う。
流石に早すぎか。
Aちゃんの性格上かもしれねえし。
するとAちゃんは微笑むと口を開く。
「……シルク」
シルク「！…」
俺はそう呼ばれ目を見開く。
Aちゃんを見れば照れたように笑ってるAちゃん。俺もなんだかその顔を見て照れてしまいフッと顔を逸らしてしまった。
反則だろ〜今の顔はッ…
続く (更新停止中)
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ウオタミ(プロフ) - 続き待ってます！ (2018年6月13日 22時) (
レス) id: f869ca7914 (このIDを非表示/違反報告)
コアラの里(プロフ) - タックさん» 本当ですか！？ありがとうございます！頑張りますね (2018年4月3日 22時) (レス) id: 43d00a3cec (このIDを非表示/違反報告)
タック - なんか、何度も読んじゃいますね。それぐらい好きです！頑張ってください (2018年4月1日 10時) (レス) id: e12a29f17e (このIDを非表示/違反報告)
コアラの里(プロフ) - あいさん» 顔文字や記号入っていたら読みにくいですもんね汗ありがとうございます！これから頑張ります！ (2018年3月29日 16時) (レス) id: 43d00a3cec (このIDを非表示/違反報告)
あい - 無駄な記号とか顔文字が入ってなくて読みやすいし、文章力高い！！設定も凝ってて面白いと思いました。頑張ってくださいね！！ (2018年3月29日 2時) (レス) id: 10a83e92e9 (このIDを非表示/違反報告)
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