13刑 ページ14
貴方side.
「あ…ごめんなさい、つい敬語を…」
私はそういい手で軽く口元を抑えた。
いつも子供達と接したからか、自然と敬語が抜けていた。
ぺけたん「いやいや！敬語ない方がいいよ、
気軽に話してもいいからね」
ぺけたんさんはそう嬉しそうに言った。
私も自然と笑顔になり、首を縦に振った。
…みんな、優しい。
会ったばかりだけれど、そうではない気がする。この暖かさは既に私は、味わってる気がしたのだ。
「改めて…私、東雲Aです。
これからよろしくお願…あ、よ、よろしく！」
私はそういい笑った。
せっかく敬語なしでいいって言ったんだ。
私が彼らをもっと知るためには、私も歩み寄らないといけない。
私がそういえばみんなよろしくーなんて言ってくれた。でもただ一人、席を立った人物がいた。
ダーマ「んじゃ、俺部屋戻るわ」
マサイ「…もう行くのか？」
その人はダーマさんで、ゲーム機をポッケに入れるとだるそうに私を見た。
その瞳は今までとは違い、鋭かった。
ダーマ「…俺は、まだ認めた訳じゃない」
シルク「あ、おいダーマ…行っちゃったよ」
私にそう吐き捨てたようにダーマさんは行ってしまった。私はそれを聞いて眉を寄せた。
ダーマさんは確か…傲慢の罪。
だったら仕方がないのかもしれない。
呪いを解くためにも…私は頑張らないと。
モトキ「気にしないでね、ダーマもああいう態度やりたくてやってるんじゃないから」
モトキさんはカウンターから身を乗り出してそういった。私はそれを聞いて微笑んで首を縦に振った。
「大丈夫…それより、私も力になりたい。
呪いって言ってたけど…
正確に私が何をしたら、呪いが解かれるの？」
私はそう言って首を傾げた。
いち早く、彼らを助けたい。
でも、その話をするとメンバーの顔行きが曇った。
シルク「…実は…」
シルクさんが代表で重い口を開く。
そんな深刻なのだろうか。
まさか…儀式に必要なのは私の体とか！？
よくオカルトでそんな話聞くから…
私は息を呑んでシルクさんの言葉を待った。
だけれど…
シルク「…俺らも分かんねえんだ」
「…え？」
これは…呪いを解くまで長い道のりになる予感がした。
___________________
評価がいつの間にか3票も…！
ありがとうございます！
まだの人は評価してくださると嬉しいです…！
14刑 Silk side.→←12刑 Motoki side．
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 126人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ウオタミ(プロフ) - 続き待ってます！ (2018年6月13日 22時) (
レス) id: f869ca7914 (このIDを非表示/違反報告)
コアラの里(プロフ) - タックさん» 本当ですか！？ありがとうございます！頑張りますね (2018年4月3日 22時) (レス) id: 43d00a3cec (このIDを非表示/違反報告)
タック - なんか、何度も読んじゃいますね。それぐらい好きです！頑張ってください (2018年4月1日 10時) (レス) id: e12a29f17e (このIDを非表示/違反報告)
コアラの里(プロフ) - あいさん» 顔文字や記号入っていたら読みにくいですもんね汗ありがとうございます！これから頑張ります！ (2018年3月29日 16時) (レス) id: 43d00a3cec (このIDを非表示/違反報告)
あい - 無駄な記号とか顔文字が入ってなくて読みやすいし、文章力高い！！設定も凝ってて面白いと思いました。頑張ってくださいね！！ (2018年3月29日 2時) (レス) id: 10a83e92e9 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
