12刑 Motoki side． ページ13
Motoki side
あれから約一時間。
みんなこのまま解散するのも後味が悪くシルク達の帰りを待っていた。あのダーマも待ってる事だし…それだけあの子の影響は強い。
ぺけたん「呪いが解けなくても俺は別にいいよ。
いいけどさあ…Aちゃんはもうあの病室にはいれないよね」
すると黙っているみんなの中でそう呟いたぺけたん。その言葉にみんな異論はない。
もちろん俺もね。
だって、俺らのせいで生き方を強いられていた。
そんな不公平ないでしょ？
ザカオ「俺は…Aちゃんに幸せになってほしい」
そう言った瞬間ギィッと音が響いた。
みんなそれを聞いてその音の方を見た。
シルク「ただいまー」
そこはシルクだけがいた。
でもご機嫌がいいのか、笑ってた。
…なんかあったのかな。
マサイ「…Aちゃんは？」
マサイが恐る恐る聞く。
シルクは満更でもないように顎だけでクイッと扉をさす。
その行動にその方向に目を向ければ遠慮そうに入ってきたAちゃんがいた。
その目元は赤く腫れてた。
やっぱり、泣いてたんだ。
「皆さん…ごめんなさい。
何にも知らないまま私は…」
ンダホ「やめてよ、顔上げて？」
Aちゃんは眉を潜めて顔を下げた。
その姿にンダホが止めた。
俺はそれを見て首を傾げた。
あんなに乱れてたのに…もう落ち着いてる。
やっぱり、シルクはすごいなあ。
ンダホ「俺らは、Aちゃんの笑顔が見たい。
何にも言わないで、笑ってよ」
ンダホがそういうと困ったようにAちゃんはチラリとシルクを見た。それに気づいたシルクはフッと微笑んだ。
俺はそれを見て驚いた。
あんな顔をするシルク始めてだ。
「…うん、ありがとう…」
Aちゃんは曇りのない、ふにゃっと笑った。
俺はそれを見て何か中で割れた音がした。
その笑顔…崩れた時どうなるんだろう。
もっといろんな顔が見たい。
もっと、ほしい。
モトキ「！…」
俺はそれに気づき頭を振った。
危な…発作が出るところだった。
強欲…俺そこまで興味なかったのにな。
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ウオタミ(プロフ) - 続き待ってます！ (2018年6月13日 22時) (
レス) id: f869ca7914 (このIDを非表示/違反報告)
コアラの里(プロフ) - タックさん» 本当ですか！？ありがとうございます！頑張りますね (2018年4月3日 22時) (レス) id: 43d00a3cec (このIDを非表示/違反報告)
タック - なんか、何度も読んじゃいますね。それぐらい好きです！頑張ってください (2018年4月1日 10時) (レス) id: e12a29f17e (このIDを非表示/違反報告)
コアラの里(プロフ) - あいさん» 顔文字や記号入っていたら読みにくいですもんね汗ありがとうございます！これから頑張ります！ (2018年3月29日 16時) (レス) id: 43d00a3cec (このIDを非表示/違反報告)
あい - 無駄な記号とか顔文字が入ってなくて読みやすいし、文章力高い！！設定も凝ってて面白いと思いました。頑張ってくださいね！！ (2018年3月29日 2時) (レス) id: 10a83e92e9 (このIDを非表示/違反報告)
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