２４話 ページ35
〜 A side 〜
五本の指でカツキの首を掴んで
手のひらは剣先がギリギリ当たらないくらいに離してる
まぁ本人が動いたら刺さるかもしれないけど
それでも首を掴む力は緩めずに話の続きをする
A「カツキ、じさつ教唆罪って分かるよね？」
そう聞いてみれば
強ばった顔でゆっくり顔を縦に振る
そう 本題はこっから
A「アンタが私に言ったことが公の場に出れば、ヒーローになれるどころか真っ当な仕事に就くことすら危ういよね。
アンタのクラスメイトとかはどう思うんだろうね？
お母さんはご近所づきあい出来る？
お父さんは職場に行けるかな？」
そう言えば変な汗を流しながら焦っているカツキ
脅しにも聞こえるね
そんなつもり無いんだけど
でも私はそんな風になるのは望んでない
だってもっといいものがある
A「でもねカツキ。
黙ってるよ、アンタが私に言ったこと。」
目を開いて驚くカツキ
「なんでだ」と疑問に思ってる目でもある
普通ならありえないからね
A「最初に言ったでしょ？
アンタには皮肉に聞こえるかもしれないけど
感謝してるのは本当。
きっかけや形はどうあれ、私の " 個性 " が出たのはアンタが私に 『ワンチャンダイブ』と言ったから。」
そう言って私は首から手を離して
カツキの上からどく
首を触りながら起き上がるカツキは何も言えないような顔をしていた
爆豪「………てめぇが言ったこと全部を信じる気はねぇ。」
A「……じゃあ今から言うことも信じなくていいよ。
私、ヒーローになる。
オールマイト…みたいになるのは無理かもしれないけど
それでも…父さんみたいな立派なヒーローになって今までやりたくてもやれなかったことを沢山やるの。」
爆豪「………そうかよ。」
そう言うとカツキは帰ろうと扉の方に歩いていく
…怒らないんだ
結構力込めて掴んだり刃物だって当てたのに
扉の前に立つとカツキは私の方に振り返って
なにかを決意した顔で
爆豪「ただし
俺はてめぇより上をいくぞ。」
そう言ってカツキは扉を開けて帰っていった
警察や先生に言わないことは本当
ヒーローを目指すことも本当
父さんのようなヒーローになりたいことも本当
それでもカツキは自分が殺そうとした相手がヒーローを目指しているのを見て
気持ち悪い感情をずっと持ったままヒーローになることになる
未練がましいことをしているとは思わないで下さい
私は復讐がしたいのだ
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z4uPE2BDxhQJ9tp(プロフ) - 続きを…続きを下さい…面白いですぅ… (2021年10月17日 12時) (
レス) id: cc5adb34e7 (このIDを非表示/違反報告)
はく - うぉぉ！かっちゃんがなんか記憶忘れてるとこ、お母さんの個性が引き継がれてるのかな… 続き楽しみにしています！！ (2021年7月26日 8時) (レス) id: 4c75ab50b5 (このIDを非表示/違反報告)
Wings of light - もう更新はしないんですか……？この作品がとても好きなので、続き待ってます。 (2019年6月4日 19時) (レス) id: 58e620e930 (このIDを非表示/違反報告)
ぬこ - 名無しさん» 漢字だと、制限が確かかかったような気がします。 (2019年4月20日 9時) (レス) id: 978d97ccb1 (このIDを非表示/違反報告)
名無し - 何故、自殺の文字が平仮名になっているのでしょうか？ 何か意図的なものがあるなら申し訳ありません。 (2019年3月28日 22時) (レス) id: a010fddd46 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：マチル | 作成日時：2017年7月11日 23時
