９話 ページ13
〜 A side 〜
なんで知ってる？
何故？
そんなこと１度も言ったことないの
イズクにも
A「わ、たしは……」
焦りと驚きで私は何も言えなくて
そんな何も言わない私にイラついたのか上からカツキの舌打ちが聞こえた
爆豪「だんまりかよ。」
A「ッ………」
何も言えない
言う資格がないの
自分の本当の気持ちをずっっと無視してきた
だって私は " 無個性 " だから
諦めきれない気持ちを思い出してはそう自分に言い聞かせてきた
なりたくてもなれない
" 無個性 " だから
俯いてて見えないけど
カツキ達は教室から出ていこうとしてて
そんな足音が聞こえた
爆豪「あ、お前らに良いこと教えてやるよ」
やめて
聞きたくない
爆豪「そんなにヒーローに就きてんなら効率いい方法あるぜ」
何故かその続きを予想出来てしまう
考えたくなくもないのに
「来世は "個性 " が宿ると信じて…
屋上からのワンチャンダイブ！！」
なによそれ
イズクは何か言いたげでカツキの方を思い切り振り向くけど
爆豪「何よ？」
脅すかのように手のひらから爆発を起こす
私は考えるのをやめた
急に立ち上がった私を驚いたように４人がこっちを見る
A「ごめん、イズク。今日は一緒に帰れないや。私、先に " 帰るね "」
初めてイズクに嘘をついた
緑谷「えっ…ま、待ってっ！Aちゃ」
イズクの言葉を無視して私は放り投げっぱなしのバックをとって
開いたままの教室の扉に向かう
扉の近くにいるカツキに私はこう言った
カツキにしか聞こえないような小さい声で
けれどもはっきりとした声で
私はこう言った
「なら飛び降りてやるよ」
そう言うと私は教室をあとにした
私は笑っていたかもしれない
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z4uPE2BDxhQJ9tp(プロフ) - 続きを…続きを下さい…面白いですぅ… (2021年10月17日 12時) (
レス) id: cc5adb34e7 (このIDを非表示/違反報告)
はく - うぉぉ！かっちゃんがなんか記憶忘れてるとこ、お母さんの個性が引き継がれてるのかな… 続き楽しみにしています！！ (2021年7月26日 8時) (レス) id: 4c75ab50b5 (このIDを非表示/違反報告)
Wings of light - もう更新はしないんですか……？この作品がとても好きなので、続き待ってます。 (2019年6月4日 19時) (レス) id: 58e620e930 (このIDを非表示/違反報告)
ぬこ - 名無しさん» 漢字だと、制限が確かかかったような気がします。 (2019年4月20日 9時) (レス) id: 978d97ccb1 (このIDを非表示/違反報告)
名無し - 何故、自殺の文字が平仮名になっているのでしょうか？ 何か意図的なものがあるなら申し訳ありません。 (2019年3月28日 22時) (レス) id: a010fddd46 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：マチル | 作成日時：2017年7月11日 23時
