I have always liked you2〜Ren〜

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それから、廉とは話すけどどこかぎこちなくて、


例えるなら喉に魚の骨が刺さった感じみたいになってしまった。


話すけど、遠慮がちというかそんな感じだ。


廉もうちの会社に慣れてきたある日。


「雛川さん、最近可愛くなった？」


たまたまうちの事務所に来ていた松本さんに話しかけられた。


「へ？いや、そんなことないです！！松本さんに比べればもう月とスッポンぐらいの差ですよ！」


「そんなことねぇって！紫耀と付き合ってるんだろ？もう、あいつデレデレで本当うぜーわ！」


「あはは。そーなんですか」


紫耀くんと付き合って3ヶ月ほど過ぎた。


「悪いんだけどさ。これ紫耀に持っていってくんね？あいつ、プレゼンで使う書類机の上に置きっぱなしにしてやんの！多分、帝国ホテルにいるはずだから外でておくように伝えとくわ！」


そう言って茶色い封筒を渡される。


営業なのにプレゼンとかするんだ。


と思いつつ松本さんから茶色い封筒を受け取ると、


「わかりました。今から行ってきます！」


「ごめんな！頼むわ！」


少し肌寒くなったこの季節に、薄手のコートを羽織り言われた場所へと向かった。

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