I have always liked you〜Ren〜

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「それより聞いた？俺らの部署に新しい人が入るって」


「え、知らない！珍しいね。しかもエリート揃いの営業部になんて期待の星だね」


「それがさ！大学の時の友達なんだ！クラスの８割は告白してるぐらいイケメンでさー」


「紫耀くんが言う？一昨年入社してこの会社の女子社員ほぼ全員に告られまくってたくせに」


それはもう、他の会社からも見に来るほどイケメンが入社したと噂になるほど紫耀くんはすごかった。


入社してほぼ毎日、日替わりで女子が告白するほどに。


紫耀くんは慣れっこなのか、普通にあしらってたけど。


「だって本当に告白して欲しい人は俺のこと見向きもしてくれなかったもん」


「え、紫耀くん！好きな子いたの！？うちの会社の子？」


「いるよ？同じ会社だよ。天然でドジで鈍感なとっても可愛い子」


「うーん。可愛い子って言ったら受付の唯ちゃんと優ちゃんも紫耀くんに告白してふられたって言ってたし、企画の杏ちゃんも違うしなー」


「気づいてないとこもまた可愛いんだけどね」


「ん？なんか言った？」


「うーうん！何もないよ！あ、この後その友達の案内しないといけないから、また後で紹介するよ！」


そういうと、紫耀くんはヒラヒラと手を振りながら去っていった。

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