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「初めまして平野紫耀です。よろしくお願いします」


「永瀬廉です。よろしくお願いします」


「初めまして高橋Aです。よろしくお願いします」


「わぁー、2人共パパが言ってた通りとてもイケメンですね!あっちでお茶しません?」


2人の営業スマイルに社長の娘は一瞬で落ちたらしい。


顔を赤く染めながら2人と握手し、私が差し出した手はわかりやすく無視して2人と腕を組む。


「これから社長と打ち合わせがあるので」


「俺も。こいつ1人やと不安なんで」


紫耀と廉が、さりげなく組まれている腕を外しながら言うと、


「パパいいでしょ?パパはその女の人と打ち合わせしといて」


私をの方を見ながらわかりやすく不機嫌になっていた。


「あぁ、いいよ!じゃあ2人とも娘をよろしく。じゃあ、高橋さん打ち合わせしようか?」


「あ、はい…」


「じゃあ、行きましょ?紫耀さん、廉さん!」


2人は私を心配そうに見ていたが、


“私は大丈夫”と口パクて言うと、


仕方なさそうに部屋を出て行った。

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作者名:チロル | 作成日時:2020年6月12日 12時

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