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その晩たっぷりと一晩中愛されて、廉の胸の中で目が覚めた。
あいかわらず横顔がすごくかっこいい。
「なに、ニヤニヤしとるん？」
眠そうに目を開けながらこっちをとらえると、またギュッと抱きしめられた。
「おはよう廉。幸せだなぁって思って」
「俺も。朝起きたら全部夢やないんか心配やった」
私の髪をすくいあげながら髪にキスする廉。
「私の片思いだって思ってた。ほら高校の時来てくれなかったから…」
「俺もAは紫耀のこと好きやと思ってたしな。高校の文化祭の時は本当ごめん。あれは…」
そう言うと、廉はちょっと懐かしそうに話し始めた。
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作者名：チロル
| 作成日時：2020年6月12日 12時
