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70〜廉side〜 ページ21
紫耀とAを助けに行った後、酷く怯えとるAになんて声かけていいかわからんくて、無言でAの手を引いて帰った。
「廉、お風呂入ってきてもいい?」
「あ、うん」
泣き虫のAが、俺らが助けに行った後から全く泣いてないことに驚いていた。
Aがお風呂に入っている間、たいして面白くもないテレビをボーッと見つめる。
A出てきたら、なんて声かけよう。
むしろ何も言わんほうがええんかな。
そんなことばかりグルグル頭を駆け巡っていた。
ふと、時計をみるとAがお風呂に入ってから1時間が経とうとしていた。
普段10分ぐらいで出てくるのにいくらなんでも遅すぎる。
心配になった俺は、お風呂場にいって声をかけるが返事はない。
「A大丈夫?開けるで?」
倒れてるのかと思って、慌ててお風呂の扉を開けると泣きながら真っ赤になるまで身体を擦っているAがいた。
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作者名:チロル | 作成日時:2020年6月12日 12時